日本語教育と外国人材紹介でバングラデシュの市場を開拓するTCJグローバル
株式会社TCJグローバルは、2025年8月22日付けでバングラデシュのJapan Bangladesh Foundation(JBF社)と提携しました。この提携により、バングラデシュにおける日本語教育および日本国内企業への外国人材の紹介サービスを強化することを目指します。
背景と業務提携の意義
TCJグローバルは1988年に設立され、これまで80か国以上からの留学生や就労者に対し、高品質な日本語教育を提供してきました。同社は、日本語教師の養成でも国内でトップクラスの実績を誇り、ISO29991:2020認証を取得しています。
最近の日本国内では労働人口の減少が問題となっており、特定技能を持つ外国人材の受け入れが急務とされています。TCJグローバルは、持っている日本語教育のノウハウと現地パートナーの力を活かし、日本国内企業の多様な人材ニーズに応じたサービスを提供します。
バングラデシュ人材の魅力
バングラデシュは、英語力が高く、特定技能の受け入れ先として選ばれる理由の一つです。大学や高校では英語で授業が行われており、特に日常会話やビジネスシーンでの英語力が問われる分野では優れた人材が豊富にいます。これにより、日本企業においても多国籍チームとの連携がスムーズに行えることでしょう。
さらに、バングラデシュの労働力は、2025年時点で約1億7300万人と世界でも有数の規模を誇ります。その内、労働年齢人口は65%を占めており、特に若年層は顕著に多く、今後の労働力供給の安定が期待されます。
また、バングラデシュは「海外就労大国」としても知られ、2023年には約130万人が海外で働いています。日本国内でもバングラデシュ人の在留者数が増加しており、特定技能の在留者も着実に増えています。勤勉で真面目な就労姿勢は、日本企業からも高い支持を得ており、長期的な雇用が期待できるでしょう。
提携の概要と目指す未来
提携により、TCJグローバルは以下の方向でサービスを展開します。
- - 日本語学習教材および日本語教師養成の提供を通じた現地の教育体制の強化
- - 日本への就労・留学を希望する者への支援体制の整備
- - 日本国内法人向けに特定技能外国人材の紹介サービスの運営
これにより、TCJグローバルは日本へ就職希望者の募集や日本語教育の質を高めていくシナジーを目指していきます。
今後の展望と業界への貢献
今後、バングラデシュでの日本語教育や就労、留学に向けたサービス向上を推進し、さらなる市場シェアの拡大を図る計画です。また、中長期的には海外市場向けサービスの開発や運営体制の構築により、バングラデシュ以外の国にも事業を拡大する予定です。TCJグローバルは、日本語教育のリーディングカンパニーとして、教育を通じた社会問題の解決に貢献し、企業価値の向上を目指します。
TCJグローバルの実績
- - 紹介可能国数:4カ国
- - 紹介可能外国人材数:約5,000名
- - 累計卒業生数:80カ国以上から10,000人以上
- - パートナー企業数:20カ国336社
Japan Bangladesh Foundationについて
- - 所在地:バングラデシュ ダッカ
- - 事業内容:日本語教育及び留学・就労者紹介事業
TCJグローバルについて
- - 所在地:東京都新宿区信濃町35煉瓦館2F
- - 代表者:中澤 匠
- - 事業内容:外国人留学生向け進学・就職日本語コースの運営、総合日本語コース、教授養成、日本語教育コンサルティング、人材紹介事業
- - URL:TCJグローバル