新型レーザ変位センサ
2025-11-14 11:18:31
安定した計測を実現する新型C-MOSレーザ変位センサが発売
安定した計測を実現する新たなレーザ変位センサ
オプテックス・エフエー株式会社は、新世代のコンパクトなC-MOSレーザ変位センサ「FASTUS CD2Sシリーズ」を2025年11月14日に発売することを発表しました。この新製品は、サイズは小さいながらも、高度な安定性と応答性を兼ね備えており、検出対象物の材質や色に左右されない特性を持っています。
自社開発の超高感度イメージセンサ「ATMOS」
「CD2Sシリーズ」には、同社が開発した超高感度イメージセンサ「ATMOS」が搭載されており、特に金属や黒色の物体などの検出が難しい対象でも、高い安定感と応答速度を実現します。この技術により、従来のセンサでは実現できなかった様々な検出環境での利用が可能になります。
色や材質に影響されない高い検出能力
このセンサの大きな特長は、反射率が高い白セラミックやステンレス、反射率が低い黒ゴムなど、異なる材質に対応する能力です。色や材質が異なる物体についても、設定変更なしで安定した計測を可能にします。また、光の拡散反射を受ける物体の検出においても、環境光の影響を除外し、正確な計測を行います。
コンパクト設計と簡単な組み込み
CD2Sシリーズは、わずか18.4mm x 33mm x 46.4mmのコンパクトサイズを誇り、設備や装置への組み込みも容易です。省スペースな機器への取り付けが可能なため、現場での作業効率を大幅に向上させます。また、アンプを内蔵しているため、独立した電源を必要とせず、シンプルな設計を実現しています。
「IO-Link」対応
当クラスの小型変位センサとしては初めて「IO-Link」通信に対応しており、センサの状態を常に監視できるため、予知保全のサポートにも貢献します。これにより、設備のダウンタイムを削減し、運用コストの見直しが可能となります。
発表会・展示会情報
オプテックス・エフエーは、この新型センサ「FASTUS CD2Sシリーズ」を2025年11月19日から東京ビッグサイトで開催される「IIFES2025」に出展する予定です。この展示会では、実際にセンサを試すことができ、技術者やエンジニアがその性能を実感する良い機会となるでしょう。
目標販売数と主な導入先
オプテックス・エフエーでは、CD2Sシリーズの年間販売目標を20,000台に設定しており、特に電気・電子部品業界、半導体業界、自動車業界、機械業界などが主要なターゲット市場となります。具体的な用途としては、基板の反り測定や板ゴムの重なり検査など、多岐にわたる使い方が考えられています。
企業情報
オプテックス・エフエー株式会社は、京都市下京区に本社を構え、2002年に設立されました。ファクトリーオートメーション用の光電センサ関連機器の開発から製造、販売までを行っており、常に革新を追求しています。役員の湯口翼氏は、「未来の生産現場に必要な技術を提供し続けることを目指していく」と語っています。今後のCD2Sシリーズの展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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オプテックス・エフエー株式会社
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