若手設計士のためのキャリアアップ勉強会
日本の建築業界が直面している課題の一つは、若手設計士がその才能を発揮できる場所が限られているということです。しかし、そんな状況を打破し、新しい風を吹き込もうとする試みが、岐阜県の「グランハウス一級建築士事務所」によって行われています。2024年12月15日の日曜日、彼らはオンラインで若手設計士のためのキャリアアップ勉強会を初めて開催することが決定しました。
勉強会の目的
このイベントのテーマは「活躍できる設計士になるために必要な知識を身につける」です。特に20代から30代の若手設計士を対象に、自分の能力を最大限に生かし、設計だけでなく、家づくり全般に携わることができるスキルを学ぶ機会を提供します。
イベントの主催者である若原涼太氏は、建築業界の年功序列の影響を受け、若手がなかなか評価されることが難しい現状に警鐘を鳴らしています。「設計士として挑戦し続け、新しいことに挑む意欲を持って欲しい」と彼は語ります。
勉強会の内容
勉強会では、若手設計士が実際の現場で直面する悩みや課題に対する解決策が提案されます。たとえば、初めて提案したプランが変更され続けることに対するモヤモヤ感や、顧客ニーズとのズレをどう解消するかなど、設計士が抱える共通の問題について議論します。活躍する設計士が持つ重要なスキル、ヒアリング能力についても深く掘り下げ、参加者に役立つ知見を提供します。
イベントの講師は、グランハウスの設計統括責任者である桐山卓也氏です。彼は、岐阜県内の工務店での経験を経て、若手設計士に求められるスキルや知識を伝授します。
参加方法
勉強会は事前登録制であり、定員は最大100名。参加は無料ですが、定員に達し次第、募集は締め切られる可能性があるため、申し込みは早めに行うことが推奨されます。参加者はLINEでの登録を済ませることで、当日のZoomリンクを受け取ることができます。
まとめ
グランハウスの取り組みは、若手設計士が自身の価値を再確認し、活躍する場を広げるための重要なステップです。この勉強会を通じて、多くの若手設計士が新たなキャリアの一歩を踏み出し、共に成長していくことを期待しています。日本の建築業界の未来を担う若手たちが、自身の目的を持って前進するためののぞみが詰まったイベントです。興味のある方はぜひ参加をご検討ください。