四国大学の新しい挑戦:デジタル創生学部の設定
四国大学は、文部科学省から正式に「デジタル創生学部デジタル創生学科」の設置を認可され、2026年4月の開設が決定しました。これにより、大学は学部数が増え、5つの学部と9つの学科、さらに短期大学部も持つ総合大学としての体制が整います。
デジタル技術を駆使した人材育成
新たに誕生するデジタル創生学部は、デジタル技術の活用を通じて地域社会や企業の課題解決に寄与できる「実践的デジタル人材」を育成することを目指しています。具体的には、AIやデータ・経済、地域理解を基盤にした教育が行われます。文系・理系を問わず、幅広い分野からの学生が受け入れられる文理融合型のカリキュラムが用意されています。
未来を切り開く3つのコース
この学部では主に3つのコースがあり、それぞれが異なる職業へと導いていきます。まずは「デジタルイノベーションコース」。このコースでは、IoTやドローンなどの最先端技術を用いて、社会に新たな価値をもたらすIoTエンジニアの育成を行います。
次に「メディアデザインコース」。ここでは、映像やVR・ARを駆使したクリエイティブな表現力を育て、デジタルクリエイターとしてのスキルを磨きます。
最後に「AI・情報システムコース」では、AIやデータを使用し、社会の実情に応じた課題解決が行えるITエンジニアを目指します。
特徴的な教育体制
この学部には、実績豊富な教授陣が揃います。電気・機械・情報・経済などの専門家たちが集結し、各専門分野の知識を結集した「ティームティーチング」と呼ばれる教育手法を取り入れ、実践的な授業が展開されます。
さらに、学生は各自の興味や将来の目標に合わせた実践的な技術を習得できます。例えば、モーションキャプチャ技術を用いてスポーツ選手の動作を分析するプロジェクトや、ドローンを活用し農業や物流での実用化を図る授業などがあります。
最先端の施設と設備
新設される「デジタル創生館(仮称)」には、最新の実習室や研究室、さらに企業との共同研究が進められるための施設が完備されています。また、アリーナでは、全方位モーションキャプチャなど高機能な機器が揃い、学生の創造力や技術力を高める環境が整っています。
幅広い卒業後の進路
卒業生たちは、製造業、サービス業、医療福祉、教育、行政など、数多くの業界へと進んでいきます。デジタル技術を駆使し、新たな価値を生み出す専門人材として期待されています。
学校イベントの情報
この新学部に関心がある方に向けて、特別講義や適性診断、入試情報が提供される「ミライ発見!オープンキャンパス」が開催されます。日程は令和7年10月5日(日)10:00~12:00で、四国大学古川キャンパスが会場となります。
また、個別やWEBによる相談会も、多数の日程で実施されます。興味がある方は、詳細を公式サイトで確認できます。
新しい学習環境と挑戦が織りなす四国大学のデジタル創生学部が、未来の教育をどう変えていくのか、学生たちの活躍に期待が高まります。