お茶と万博 特別イベントの魅力
福寿園京都本店が特別イベント「お茶と万博」を開催します。この特別な催しでは、過去の万博を振り返りつつ、現代におけるお茶の魅力を再発見することを目的としています。1880年代から続く万博は、世界中の文化や最新技術だけではなく、日本の伝統文化も広く知らしめる場として重要な役割を果たしてきました。このイベントを通じて、参加者は日本のお茶文化の深さを体験し、楽しむ機会が得られます。
万博とお茶の関係
特に興味深いのが、100年前の万博において抹茶ドリンクや茶道体験が日本パビリオンで提供され、高い人気を集めたことです。今回のイベントでは、過去の万博に関連するエピソードを紹介しつつ、それに基づいた商品やメニュー、体験を現代的にアレンジしたものを用意しています。お茶を通じて日本文化の魅力を深く感じられる素晴らしい機会となっています。
特別講演会
特別イベントの一環として、2025年9月26日(金)には吉野亜湖氏を招いた特別講演会「近代万博と茶」が行われます。講師である吉野氏は茶道家であり、静岡大学の非常勤講師をされています。講演では、パリ万博から始まった「喫茶外交史」を紐解き、日本文化史の新たな側面について深く掘り下げる予定です。
体験プラン
イベントには、参加者が実際に楽しめる体験プランがいくつも用意されています。例えば、3階の「メゾン・ド・マツダ福寿園」では、特別ランチとともにお茶についての講演を聞けるプランや、講演後にデザートを楽しむプランなどがあります。
- メニューには、オードブルやお魚を使ったメイン、デザートが含まれています。
- このプランでは、抹茶やほうじ茶のプティフールが楽しめます。
特に、抹茶を炭酸水で割った新しい飲み方「茶ポンス」の体験は、1926年のフィラデルフィア万博で人気を博したメニューの現代アレンジバージョンです。参加者は、このユニークなドリンクを楽しむことができます。
飲み比べ体験
また、地下1階の「京の茶蔵」では、セントルイス万博にちなんだ3種飲み比べ体験も提供しています。ここでは、和紅茶、緑茶(玉露)、抹茶の3種類を味わいながら、日本茶インストラクターから茶の香りや味についての解説を聞かせてもらえます。期間は9月13日から10月12日までで、料金は3,300円(税込)です。
これらの体験を通じて、参加者は日本茶文化に対する理解を深めることができます。他にも、立礼席での抹茶体験や、京の茶器を用いたティータイムの楽しみ方を提供する等、過去と未来、地方とグローバルが交差する独自の展示や試みが展開されます。
知識を深める特別展示
さらに、書籍『近代万博とお茶』からの素材を使用したパネル展示も行われます。参加者は、国内外の万博によってお茶とどのように関わってきたのか、その歴史を学ぶこともできます。このパネル展示は「近代万博とお茶」の視点から、お茶にまつわるエピソードを紹介するものです。
最後に
この特別イベント「お茶と万博」は、歴史や文化を深く知るだけでなく、美味しいお茶体験ができる絶好の機会です。ぜひ足を運んで、豊かな日本茶文化を感じてください。