京丹波町が新たな公務員採用広報戦略を実施

京丹波町が採用広報を本格的に強化

京都府京丹波町では、町長の畠中源一氏のもと、行政職の魅力を広く伝えるための施策を実施します。地域社会の未来を担う新たな職員を確保することを目的として、三つの取り組みが同時に展開されます。

地方公務員の担い手不足

国の総務省の調査によると、2040年までに全国の自治体職員が約17％減少する見込みです。これは団塊ジュニア世代の大量退職と若年層人口の減少に起因しています。専門性を持つ人材を求める競争が激化している中、特に地方においては、首都圏への流出や新しい分野での即戦力不足など、さまざまな課題があります。

京丹波町でも例外ではなく、職員数が年々減少しています。この状況を受け、町では新しい採用広報に舵を切ることを決定しました。目標は「やりがい」と「共感」で人材をつなぐことです。

京丹波町の三つの施策

この取り組みは、以下の三つの施策を通じて展開されます。

1. インターンシップの実施（8月4日〜8日）

京丹波町役場での仕事をリアルに体験できるインターンシップが計画されています。参加者は役場の業務体験を行い、政策立案のワークショップや若手職員との座談会に参加します。これは、学生に地方行政の魅力を直接感じてもらう貴重な機会となります。

- 対象と定員: 大学・大学院・短期大学生、定員は5名です。
- 募集締切: 6月27日です。詳細はこちらからご確認ください。

2. Wantedly公式ページ開設＆カジュアル面談の実施

町では、求人プラットフォーム「Wantedly」の公式ページを開設し、現役職員とのカジュアルな面談を提供します。この面談を通じて、町のブランドメッセージ「GREEN GREEN KYOTAMBA」を広め、働きがいを重視した情報発信を行いたいと考えています。詳細はこちらから確認できます。

3. 京丹波町広報会議ミートアップイベント

「公務員はオワコンなのか？」というテーマのイベントが、6月21日に京丹波町役場で開催されます。このイベントでは、公務員としての働き方や地域とのつながり、キャリアの選択肢について考える機会が提供されます。

- 日時: 6月21日（土）13:30～17:00
- 場所: 京丹波町役場大会議室
- 参加費: 無料、事前申込制です。

京丹波町長のコメント

畠中町長は、この取り組みについて「まちづくりは、キャリアづくりです。京丹波町役場は柔軟な働き方と豊かな自然環境でライフスタイルを両立できる職場です。」と期待を寄せています。

京丹波町の魅力

京丹波町は、京都府の中央部に位置し、広大な森林に囲まれた自然豊かな地域です。「丹波霧」などの自然条件が整ったこの地では、特産品が育まれています。京丹波栗や黒豆、松茸など、地元の美味しい食材が勢揃いです。

町は「GREEN GREEN」をキーワードにし、地域の枠を超えたつながりを築くことを目指しています。地域の未来を共に創る仲間との出会いを期待し、この活動を通じて京丹波町の魅力が更に広がることを願っています。