未来の医療拠点、ジャパンハートアジア小児医療センター
2025年10月にカンボジアのプノンペン近郊に開院が予定されている「ジャパンハートアジア小児医療センター」の建設プロジェクトが進行中です。この新病院は、カンボジアを含む東南アジア地域での医療サービスの向上を目指しており、特に小児医療に焦点を当てています。
新病院の目的と現状
新たに建設される小児医療センターは、200床規模であり、地域における高度な医療技術の提供を可能にします。この病院の主な目標は、「開発途上国と先進国の生存率格差(サバイバルギャップ)をゼロにする」ことです。そして、既存のジャパンハートこども医療センターと連携し、より多くの子どもたちに無償の医療を届けることを目指しています。
現在、工事は2階部分まで進んでおり、地域住民からの期待感も高まっています。新病院の開院を待ち望んでいる住民は多く、ジャパンハートのこれまでの活動から得た信頼が、新病院の建設にも寄付として反映されています。
ジャパンハートの活動
ジャパンハートは、2009年から「医療の届かないところに医療を届ける」巡回診療を行ってきました。2016年からはカンボジア国内での小児がんを無償で治療する病院を運営しており、この取り組みが国内でも大きな支持を集めています。特に、カンボジアは医療水準が低く、多くの人々が医療への不信感を示しているため、国際的な支援が必要とされています。ジャパンハートの地道な活動は、そうした状況を改善するための重要な役割を果たしています。
現地の期待
新たに開院する小児医療センターは、プノンペンに近いタクマウ市に位置します。この地域は、2026年に開設予定の国際空港の建設が進行中であり、医療のアクセス向上にも寄与することが期待されています。また、現地医療人材の育成も重要な課題として掲げられており、その強化に向けた取り組みも進められています。
支援のお願い
この病院は、10億円を超えるプロジェクトであり、国内外の賛同者からの支援が必要です。「支援者と共につくる病院」というコンセプトのもと、ジャパンハートは地域に根ざした医療支援活動を展開しています。今後も医療の普及を進め、子供たちに平等な医療を提供するために、さらなるサポートをお願い申し上げます。
特設サイトからの寄付も受け付けていますので、ご協力いただければ幸いです。これからの活動にご期待ください。