食の価値循環を人文学的視点で再構築
食が私たちの生活と文化にどのように影響を与えているのか。その根本を余すことなく探求するプログラム「FoodScopes」が2025年1月に始まります。デサイロとUnlocXが共同で開講する本講座は、食の現状を人文・社会科学の視点から見つめ直し、未来につながる新たな価値循環を模索するものです。
現代の食を取り巻く状況
現代社会では、フードテックの進展が著しく、植物由来の代替肉や培養肉、または食のパーソナリゼーションなど、これまでには考えられなかった遂行のプラットフォームが急速に発展しています。しかし、これらは単なるトレンドに過ぎず、トレンドがすぐに陳腐化してしまうリスクも孕んでいます。私たちが本当に求める新しい「食の価値」はどこにあるのでしょうか?
人文・社会科学の重要性
食には社会的、倫理的、歴史的背景があります。これを探求するために、本講座では哲学や経済学、歴史学などの人文・社会科学の知識を活用します。これにより、食の価値循環をより深く理解し、将来に向けて再構築するための基盤を築くことができます。
プログラムの基本に迫る
「FoodScopes」は全8回の講座で構成されており、毎回、気鋭の13名の研究者が自らの専門分野から深い知識を提供します。受講者は、これらの知識をもとに自身の価値観を見直し、新しい視点を与えてもらえる貴重な機会を得ます。特に、実際のビジネスシーンに生かすことで、将来に向けた戦略的な思考が育まれるのです。
講座の講義内容
各回の講義タイトルと概要を見てみましょう。
1.
人文・社会科学の意義 – 食への問いかけのスタートポイント。
2.
食と身体 – 食べ物と身体感覚の関係を探る。
3.
家族・パートナーシップ – 私たちの食の共同体の変化。
4.
コミュニティ – 食が形成する集団のあり方。
5.
地域・都市 – 都市化と食の関係。
6.
ポリティクス – 国家と食の相関を考える。
7.
共生 – 他種との共生のあり方を模索。
8.
総括のセッション – 学んだ知識をどのように実装していくかをまとめます。
受講の意義
受講者は、単に知識を得るだけでなく、各回の講義に参加することで多様な視点を持つ仲間と出会い、食に関する新たなビジネスのイノベーションを考えるきっかけを得られます。これからの時代、我々がどのように食と向き合っていくかは、社会全体にとって重要なテーマです。この講座を通じて、ただのトレンドではなく、深い価値を追求する思考を培うことが求められています。
詳細情報とお申込
実施概要
- - 募集人数: 30名(定員に達し次第締切)
- - 実施日程: 2025年1月22日 - 3月19日 (全8回)
- - 実施形態: 対面+オンライン
- - 参加費: ¥250,000(税込)
興味を持たれた方は、ぜひお申込みください。食の未来を共に探求しましょう。