融資契約の締結
2025-11-26 16:19:15

バイオシミラー事業の成長戦略を支える新たな融資契約の締結

新たなシンジケートローン契約の締結



当社では、株式会社みずほ銀行をアレンジャーとしたシンジケートローン契約を最近締結しました。この契約は、当社のバイオシミラー事業の安定した成長を支えるための重要なものであり、製造・供給体制を確保することが目的です。

1. シンジケートローン契約の背景


当社は、バイオシミラー事業において今後の成長を持続的に実現するため、安定した製造・供給体制の確保を経営の主な課題と捉えています。2025年11月13日に発表した決算短信では、GBS-007やGBS-010といった製品が需要を牽引し、前年同期比で大きな売上増加を遂げました。この流れを受けて、当社は第1四半期に続き連結黒字を達成し、さらに2025年度通期の業績予想を上方修正しています。

本契約の目的は、旺盛な市場のニーズに応え、安定供給を実現するための製造運転資金を確保することにあります。これにより、原薬等の製造・納品計画を着実に遂行し、安定したサプライ体制を維持する土台を築くことができます。また、当社が掲げる2026年度の連結営業黒字化を実現するためにも、この資金調達は不可欠です。

2. 既存借入金のリファイナンス


さらに、本契約には既存借入金のリファイナンスも含まれています。このリファイナンスにより、複数の借入金を一本化し、資金調達の効率化と管理体制の強化が図られます。その結果、短期的には資金繰りが安定し、借入のリスクを低減することが期待されます。そして、特定の金融機関に過度に依存することなく、取引銀行群を安定化させることで、将来的な事業拡大に向けた新たな資金調達にも柔軟に対応できる体制を構築します。

3. 財務上の特約の内容


本契約にはいくつかの財務上の特約が付されており、例えば以下の内容が含まれています:
  • - 各決算期末において連結貸借対照表上の純資産を一定水準以上に維持
  • - 各四半期末において純資産が負の値とならないこと
  • - 2026年3月期以降、単体損益計算書に示される当期損益が損失でないこと
  • - 2027年3月期以降、連結損益計算書においても同様
  • - 各四半期末に連結貸借対照表上の現預金残高を一定水準以上に維持

4. 今後の展望


この融資契約は、2025年11月13日に開示した2026年3月期通期の業績予想にすでに織り込まれています。今後、さらなる重要事項が生じた際には、速やかに皆様にお知らせいたします。

当社は、この契約を通じてより強固な財務基盤を構築し、資金調達の効率化を進め、収益拡大および企業価値の向上を確実に推進していく所存です。バイオシミラー事業の中長期的な成長戦略を加速するため、引き続き努力してまいります。


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会社情報

会社名
キッズウェル・バイオ株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町三丁目8番3号日本橋ライフサイエンスビルディング3 302号
電話番号

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