東京都の新たな取り組み『Be Smart Tokyo』
東京都は、2025年度に向けた新たなプロジェクト『Be Smart Tokyo』を発表しました。このプロジェクトは、最新の技術やサービスを有するスタートアップ企業を発掘し、実装先となる企業と連携することで、都民の生活を豊かにすることを目的としています。CIC Instituteが受託して実施するこのプロジェクトは、環境、エネルギー、観光、モビリティなど多岐にわたる社会課題に応えるものとなっています。
採択されたスタートアップと実装パートナーの紹介
今回採択されたスタートアップは、以下の8社です。彼らの技術は、東京都の各種分野におけるニーズに応えるものと期待されています。
観光領域
1.
株式会社eftax
- 提供するサービス: 宗教やアレルギーに配慮した訪日外国人向けの情報提供サービス。実装パートナーは森ビル株式会社。
2.
株式会社RelyonTrip
- 提供するサービス: 羽田空港の外国人利用者向けに、大田区の観光スポットを紹介するアプリ『Sassy』。実装パートナーは京浜急行電鉄株式会社。
次世代オフィス・商業施設向けソリューション領域
3.
株式会社ジオクリエイツ
- 提供するサービス: 生体情報と位置情報を用いた空間評価システム『GISTA』。実装パートナーは株式会社フジタ。
4.
株式会社Nefron
- 提供するサービス: AR技術を使った情報重畳アプリ。実装パートナーは清水建設株式会社。
環境・エネルギー領域
5.
株式会社 GOYOH
- 提供するサービス: ビル設備に求められるESG要件の共有を簡略化するプラットフォーム。実装パートナーは野村不動産投資顧問株式会社。
6.
株式会社comvey
- 提供するサービス: リユース梱包『シェアバッグ』の実装。実装パートナーは株式会社生活の木。
空間データ活用領域
7.
株式会社xMap
- 提供するサービス: 生成AIを活用してモバイルショップの配置計画を支援。実装パートナーは楽天シンフォニー株式会社。
8.
株式会社xMap
- 提供するサービス: スマートサイネージ広告の関連性向上。実装パートナーは株式会社INFORICH。
モビリティ領域
9.
合同会社Limot
- 提供するサービス: 天王洲エリアでの無人ツアーを実施。実装パートナーは一般社団法人 天王洲・キャナルサイド活性化協会。
プロジェクトの意義
『Be Smart Tokyo』は、従来の都市生活を一変させる可能性を秘めています。このプロジェクトによって、スタートアップ企業は自らの技術を実際に東京都で活かしながら、市民の日常生活を便利で快適にする新しいサービスを提供することが期待されています。
東京都が掲げる「スマート東京」のビジョンのもと、住民の生活品質を向上させるためのサービスをスピーディに開発・実装するこの取り組みは、未来の都市像を描く重要な一歩となるでしょう。
詳しい情報は、
東京都プロジェクトページをご確認ください。