TOWINGが海外展開
2024-07-30 18:29:27

TOWINGとKAPIが手を組み、新たなバイオ炭をアメリカで試験導入

TOWINGとKAPIの革新的提携



株式会社TOWING(以下「TOWING」)が、兼松グループ会社であるKG Agri Products, Inc.(以下「KAPI」)との協力を通じて、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」をアメリカ・オハイオ州で初めて試験導入することが決定しました。この取り組みは、農業分野での持続可能性の向上を目指した新たなステップとなります。

提携の背景



TOWINGと兼松はこれまでの間、日本国内での共同での取り組みを行っており、2023年9月には脱炭素経営EXPOにも共同で出展しました。本プロジェクトでは、KAPIが所有する大豆の実験圃場を舞台に、TOWINGが開発した高機能バイオ炭「宙炭」を使用し、農地の土壌健康(ソイル・ヘルス)の改善を図ります。これにより、環境負荷を低減し、持続可能な農業の実現に寄与することが期待されています。

試験導入の具体策



2024年5月より、オハイオ州において実証実験を開始する予定です。この実証実験を通じて、宙炭の効果を確認し、将来的にはより広範囲での導入が計画されています。TOWINGは今後、KAPIを含む国内外の農業加工事業者と継続的に連携し、バイオ炭の普及を推進していきます。

日本国内での取り組み



一方、日本国内においてもTOWINGは、兼松や兼松アグリテックと協力し、農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」に基づく取り組みを進めています。有機配合肥料と宙炭のセット販売を開始し、化学肥料の低減を目指します。この農作物とカーボンクレジットの流通を通じて、企業の環境負荷を低減する対策を進めることが目的です。

TOWINGのビジョン



名古屋大学発のスタートアップ企業であるTOWINGは、2020年に設立以来、「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」というミッションを掲げています。これまでに様々な取り組みを行い、特に温室効果ガスの削減と化学肥料の使用量低減に強く寄与しています。2023年には農地施用に関するJ-クレジットプログラムの認定も受け、さらに2024年にはSBIRフェーズ3での採択を果たしました。

KAPIの役割



KAPIはアメリカ合衆国オハイオ州に拠点を持つ兼松のグループ会社で、2024年4月から開始される中期経営計画「integration 1.0」の一環として、GX(グリーントランスフォーメーション)に重点を置いています。KAPIはこの施策の中で、農業および食品分野のGXを推進し、環境負荷の少ない食材の供給を目指しています。

まとめ



TOWINGとKAPIの提携は、環境に優しい農業の実現を目指し、新たな可能性を切り開くものであります。この試験導入の成功が、今後の持続可能な農業や食料生産システムの構築に大きく寄与することが期待されています。今後の進展から目が離せません。


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会社情報

会社名
株式会社TOWING
住所
愛知県名古屋市千種区不老町1番国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設
電話番号

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