第9回アフリカ開発会議TICAD9での配偶者プログラムの様子を詳報
TICAD9 配偶者プログラムの詳細報告
はじめに
2023年8月21日、神奈川県横浜市で開催された第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の配偶者プログラムが注目を集めました。このプログラムは、各国首席代表の配偶者が参加し、文化体験を通じて国際的な絆を深めることを目的としていました。プログラムでは、石破佳子内閣総理大臣夫人が主催し、大久保智子横浜市副市長と共に多彩な活動が行われました。
三溪園の訪問
この日の最初の行程は、日本の伝統的な文化が息づく三溪園の訪問でした。ここでは、訪れた首脳夫人たちが日本の美しい庭園を散策しながら、日本文化の深さを体感しました。特に、茶道や能楽といった日本の伝統芸能に触れる機会は、参加者にとって非常に貴重な経験となりました。参拝した際には、石破夫人が温かく出迎え、多くの写真が記録されるなど、和やかな雰囲気に包まれていました。
能楽の鑑賞
その後、能楽の鑑賞が行われました。日本独自の舞台芸術である能は、その静謐さや洗練さで絶賛を浴び、参加者はその感動を共有しました。能楽の技巧や表現に触れる中で、各国の首脳夫人たちは文化の違いを理解し、新たな発見を得る場となりました。
楽器体験
能の後には、楽器の体験を行うプログラムもありました。日本の伝統楽器に触れ、自ら演奏する機会は、参加者にとって非常に新鮮であり楽しいものでした。
昼食会の開催
その後、石破総理夫人が主催する昼食会が行われました。この昼食会では、日本の食文化も紹介され、国際的な交流が奨励される場となりました。各国の文化を共有する中で、一層の親睦が深まったことは間違いありません。
茶筅ぶり体験
昼食会後には、茶筅ぶりの体験がありました。参加者は、抹茶作りに挑戦し、実際に茶道の基本を学ぶ機会を得ました。日本の茶文化の理解が更に進む一方で、参加者の間で互いに感謝の意を表する場ともなりました。
横浜ストロベリーパークの訪問
午後は横浜ストロベリーパークの訪問がありました。ここでは、障害者雇用に関する取り組みについて説明を受けました。このプログラムの一環として、障害のある方々が育てているイチゴの収穫体験を行いました。これにより、多様性社会の重要性を理解し、異なるバックグラウンドを持つ人々との共生の価値を感じたことでしょう。
まとめ
最後に、総理大臣夫妻が主催する晩餐会でプログラムは締めくくられました。この日を通して、各国の首脳夫人たちが日本文化に深く触れ、国際的な友情を深める大変意義のある一日となりました。今後の国際交流や協力への期待が高まる中、TICAD9での配偶者プログラムは大成功を収めたといえるでしょう。