女性のリーダーシップを育む「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026」を発表

日経ウーマンが選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026」

女性のキャリアとライフスタイルに寄り添った情報提供を行う月刊誌『日経ウーマン』は、各分野で目覚ましい功績を挙げた女性たちを称える「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2026」の受賞者を発表しました。受賞者は7名で、その中でも大賞を受けたのは、有限会社永山祐子建築設計取締役の永山祐子さん（49歳）です。

大賞受賞の永山祐子氏

永山祐子氏は、万博での画期的なプロジェクトにおいて「動く建築」を実現したことで広く知られています。特に、ドバイ万博日本館で使用された資材を2025年大阪・関西万博の『ウーマンズパビリオン』へ再利用するという「循環型建築」を推進。彼女の取り組みは環境問題への意識を高め、リユースやCO2の削減を通じてサステナブルな社会の実現に寄与しています。

また、育児とリーダー職を両立させている永山氏は、男性中心の建築業界においても数々の大型プロジェクトを手がけてきました。都市の新たなランドマーク設計でも注目され、彼女の特異な実現力と革新性は、多くの女性たちに勇気を与えていると言えるでしょう。これらの成果は、特に社会的影響が大きく、その実績を評価されての大賞受賞に至りました。

その他の受賞者

今年の受賞者には、以下の方々も選ばれました（五十音順）：

- 赤木円香さん：株式会社AgeWellJapan代表取締役社長。医療や介護に依存しない新しいシニア市場を開拓。
- 小川久美子さん：邦画実写の衣装デザイナー。話題作『国宝』の衣装デザインで美の世界観を豊かに支えています。
- 公文和子さん：シロアムの園の代表で、福祉が乏しいケニアで障がい児を支援。
- 藤原加奈さん：株式会社フジワラテクノアートの副社長。人事制度の刷新により女性社員を増加させ、地方企業を進化。
- 山岡加菜さん：キリンビールのマーケティング部。新しい商品戦略を開発し社会貢献とビジネスを両立。
- 若月貴子さん：クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパンの代表取締役。ドーナツブランドをV字回復。

働く女性を応援する取り組み

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、1999年から行われているアワードで、働く女性のロールモデルを提案し、個々の業績に光を当てることを目的としています。本年で27回を迎え、今後もこの取り組みを通じて、さらに多くのご活躍される女性を応援していくことを目指しています。

受賞者の詳細は、2025年12月5日発売予定の『日経ウーマン』1月号とウェブメディア「日経クロスウーマン」で紹介されます。さらに、受賞者に関する質問や取材は、日経ウーマンのお問い合わせフォームを通じて受付けています。是非この機会に、女性たちの力強いメッセージを受け取ってみてはいかがでしょうか。