『Launch1000』始動
2025-09-11 09:28:19

東京大学が新たに研究者支援プログラム『Launch1000』を発表

東京大学が新たに研究者支援プログラム『Launch1000』を発表



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(略称:東大IPC)が、文部科学省の支援を受け、オープンイノベーションの新たなモデルとして『Launch1000』プログラムを立ち上げました。このプログラムは、研究者の持つ技術シーズの商用化を促進することを目的としており、資金的支援と実務的なサポートを通じて、より多くのイノベーションの創出を目指しています。

プログラムの背景と目的



近年、日本では多くの研究者が優れた技術を持ちながらも、その事業化に必要な専門知識やリソースが不足しているという課題が浮き彫りになってきました。実際、商業化のためのスキルやネットワークを欠いているため、多くの技術シーズが経済的機会を逃しているのが現状です。このような状況を打開するために、東京大学は『Launch1000』を通じて、研究者と起業家を支援し、彼らが持つ技術の商業的価値を最大化することを目指します。

プログラムの詳細



『Launch1000』では、以下の特徴があることが挙げられます:
  • - 最大1,000万円の資金提供:商用化に向けた技術実証や市場調査、試作開発に活用できるノンエクイティ資金を提供します。
  • - 徹底した商用化実務の提供:最長6か月間、東大IPCの専門チームが伴走し、実務的なサポートを提供します。

採択されたチームは、グローバル市場への展開を視野に入れた事業計画の策定や資金調達の方法を学び、実行に移すことができるようになります。これにより、単なるアイデアの実現だけでなく、国際競争力を持ったスタートアップの形成が期待されています。

応募資格と採択の流れ



『Launch1000』の参加にあたっては、以下の条件を満たす必要があります:
  • - 大学または国立研究機関に所属する研究者または学生がコアメンバーに含まれていること。
  • - 技術に基づく起業を志向していること(特許の有無は問わない)。

特に、会社設立前段階での応募が推奨されています。応募に興味がある方は、詳細を公式ウェブサイトで確認することができます。

最後に



『Launch1000』は、資金提供と実務支援により、研究者が持つ優れた技術の商業化をサポートする画期的な取り組みです。科学技術が進化を続ける中で、このプログラムが日本における新たなスタートアップの流れを生むきっかけになることが期待されています。東京大学の研究者や学生が次世代のイノベーターとして成長するための一助となることでしょう。


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会社情報

会社名
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
電話番号
03-3830-0200

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