dentsu JapanがLGBTQ+向けのガイドブックを無償公開
電通グループのdentsu Japanは、プライド月間に合わせて、LGBTQ+に関する広告表現のヒントをまとめたガイドブック「広告とLGBTQ+」を無償で公開しました。この取り組みは、多様な性のあり方を積極的に尊重し、広告業界におけるインクルーシブな表現を推進することを目的としています。
多様性を尊重する広告制作の重要性
近年、LGBTQ+の割合は10人に1人とも言われ、その存在や声に対する理解が求められています。このような背景から、広告制作者は多様な視点を取り入れた表現を心がける必要があるとされています。ガイドブックは、制作現場においてLGBTQ+の声をしっかりと尊重し、ポジティブな広告を生み出すための実践的なアドバイスが盛り込まれています。
特に、広告業界のプロフェッショナルに対して日常の業務において役立つヒントを提供し、コンセプトの創造から実行に至るまでのプロセスで役立つ内容となっています。これにより、より良い広告制作を促進し、LGBTQ+コミュニティに向けた理解を深める機会を提供します。
ガイドブックの内容とダウンロード方法
「広告とLGBTQ+」ガイドブックは、dentsu Japanの公式サイトからダウンロード可能です。以下のリンクを利用してぜひご確認ください。
広告とLGBTQ+ガイドブックのダウンロード
dentsu Japanの取り組み
dentsu Japanは、LGBTQ+に関連するインクルーシブな活動にも力を入れており、様々な評価を受けています。2024年には、LGBTQ+への企業の適合性を示す「PRIDE指標」において、ゴールド8つ、シルバー2つを同時受賞しました。また、同性婚の法制化を推進する「Business for Marriage Equality」への賛同も表明しています。
さらに、2023年6月7、8日には、東京都内で開催される「Tokyo Pride 2025」の主要プログラム「Pride Festival」にも出展し、LGBTQ+の権利への理解を広げる活動を行います。詳細については以下のニュースリリースを参照してください。
Tokyo Pride 2025の詳細はこちら
まとめ
dentsu Japanのガイドブックは、広告表現にポジティブでインクルーシブな視点を加え、多様性を十分に尊重した制作を促すものです。企業が社会の一員として責任ある行動を取ることが求められる今、こうした取り組みが重要性を増しています。今後もdentsu Japanは、ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョンを推進し、全ての個人が尊重される社会の実現に向けて貢献していくでしょう。