宮崎県の地魚フェア――魅力あふれる新メニューを楽しもう!
宮崎県では、10月1日から11月30日まで、地元のすし商組合が主催する「みやざき地魚フェア」が開催されます。このフェアは、宮崎のすし職人が自慢の地魚を活用した多彩なメニューを提案し、地域の魚の魅力を伝えることを目的としています。
地魚フェアの背景
宮崎県は、豊かな海に囲まれており、「宮崎カンパチ」や「ひむか本サバ」を始め、漁獲量日本一の「日南一本釣りカツオ」など、さまざまな魚が水揚げされます。しかし、近年では事業承継や魚食離れといった課題が浮上しています。すし商組合は、設立から60年という記念の年を迎え、「地魚の魅力発信」と「次世代への技術継承」を掲げることになりました。
多彩なメニュー
今回のフェアには、組合に加盟する19の店舗が参加します。それぞれの店舗では、県産の魚を使った独自性あふれる料理が並びます。例えば、丼物、棒寿司、天ぷら、煮付けなど、様々なスタイルで地魚の味を楽しむことができます。また、組合の公式Instagramでは、各メニューの魅力や調理へのこだわりを写真や動画を通じて発信しています。
職人の想いを感じる
フェアでは、職人たちの人柄や料理への情熱にもスポットをあてています。各店舗を訪れ、インタビューした映像がSNSで公開され、料理を作る背景や職人の思いに触れられる機会を設けました。これにより、ただ料理を楽しむだけでなく、職人と観客の心のつながりを深めることが狙いです。
地元への愛と発信
河野理事長は、「今回の企画は、組合員が力を合わせて、宮崎の魚の魅力を広める貴重な機会です」と語っています。地域の魚の美味しさを再認識してもらうと同時に、観光客に向けても「宮崎の魚を食べに行きたくなる」ような体験を提供したいとしています。
協力と感謝
さらには、宮崎県や宮崎市の観光協会との連携を通じて、県民や観光客に向けた情報を発信。未来を見据え、宮崎の旬の魚と職人技の調和を楽しんでもらえるよう、さまざまな取り組みが行われています。国の生活衛生関係営業対策事業補助金を受け、地域の盛り上がりに寄与していることも特筆すべき点です。
新たな試みである「みやざき地魚フェア」は、地域の資源を生かし、持続可能な発展を図る重要なステップとなるでしょう。ぜひ、この機会に宮崎の豊かな海の恵みに触れ、職人たちの心意気を感じてみてください。