地域と未来を育む農業と福祉のコラボ
2025年5月1日、兵庫県神戸市西区に新たに創設される「ハピネスワーク 就労継続支援B型事業所」は、地域の農業問題解決と障害者の就労支援を両立させる取り組みをスタートさせます。農福連携を軸に、持続可能な社会作りの実現を目指します。
新しい働き方のスタイル
「ハピネスワーク」は、障害者が農業現場で働くことを通じて社会とのつながりを強化し、自己実現を支援する施設です。農作業をはじめ、軽作業や事務作業など多様な業務を通じて、利用者が自らの力を発揮できる環境を提供します。高品質な有機野菜の生産を通じて、地域農業問題の解決にも寄与し、地域の活性化に繋げることを目指しています。
事業所の概要
- - 名称: ハピネスワーク 就労継続支援B型事業所
- - 開設日: 2025年5月1日
- - 住所: 兵庫県神戸市西区小山1丁目3-16
- - サービス内容: 農業作業(収穫・袋詰め・ラベル貼りなど)、事務作業(データ入力、チラシ折り込み、WEB関連業務など)
- - 対象: 障害福祉サービス受給者証をお持ちの方
- - 営業時間: 10:00~15:00(平日・土・祝)
- - URL: https://happiness-work.com/
株式会社ハピネスの理念
ハピネス社は、神戸市垂水区を拠点に地域に根ざした医療福祉サービスを展開し、「地域のお困りごとを事業で解決する」という企業理念のもと様々な事業に取り組んでいます。新たに設立される就労支援事業所も、地域の福祉向上を目指したその一環です。
地域農家との連携
「ハピネスワーク」は、地域の有機農家「C-farm」と提携して、障害者に就労機会を提供します。この提携は、長年の友人関係を基に築かれたもので、地域貢献を目指しています。「C-farm」では、環境に優しい有機農法を実践しており、その理念に共感して協力しています。
C-farmの取り組み
「C-farm」では、持続可能な農業を実現するため農薬や化学肥料を使用せず、無農薬で新鮮な作物を提供しています。このような高品質な農産物の生産に貢献することで、利用者は地域の農業にも参加できるようになっています。
農福連携の重要性
農業界では作業者不足が深刻な問題とされ、特に高齢化が進む中、障害者の方々は未活用の潜在的な労働力です。ハピネスワークはこの農福連携を促進し、障害者が農作業や収穫などに携わることで、地域の農業問題を支援し、共生社会の実現を目指しています。
SDGsへの貢献
ハピネスワークでは、以下のSDGsに基づいた取り組みを行っています。
- - SDG1(貧困をなくそう): 障害者に就労機会を提供し、経済自立をサポート
- - SDG8(働きがいも経済成長も): 障害者に適した働き方を実現し、地域に貢献
- - SDG12(持続可能な農業): 環境に配慮した農業の支援
- - SDG15(陸の豊かさも守ろう): 有機農業の推進を支援
「ハピネスワーク 就労継続支援B型事業所」は、農業と福祉の連携により新たなモデルを構築し、地域全体の福祉向上を目指します。
会社概要