ダイビルがシドニーに新たな拠点!
株式会社商船三井のグループ企業、ダイビル株式会社が、豪州シドニーの中心地区に位置するAグレードのオフィス・商業ビル「135 King Street」を取得しました。本契約は、豪州の大手不動産会社Investaが運用するInvesta Commercial Property Fundとの間で締結されました。これにより、ダイビルはシドニーにおけるさらなるプレゼンス向上を目指します。
135 King Streetの魅力
「135 King Street」は、シドニー市内で最も賑わいを見せるビジネス街にあり、南半球最大級のショッピングストリート「Pitt Street Mall」に面しています。この周辺には、高級ブランドショップや大型商業施設が立ち並び、オフィスと商業の両方において非常に利便性の高い立地です。そのため、現在でも多くの企業や政府機関、有名ファッションブランドが入居しており、高い稼働率を誇っています。
ダイビルはこの物件の取得を通じて、シドニーのオフィス賃貸市場における競争力を高め、アジア太平洋地域でのビジネスチャンスを積極的に掴んでいく方針です。
ダイビルの海外進出戦略
同社は、海外ネットワークを駆使して事業開拓を行っており、特にオーストラリアでの不動産投資に力を入れています。2018年にはシドニーで「275 George Street」の開発プロジェクトに参画し、2023年にはメルボルンへの進出も果たしました。これらのプロジェクトは、ダイビルが広く国際的なビジネスを展開するための基盤となっています。
ダイビルの経営計画「BLUE ACTION 2035」では、安定収益型事業の比重を高め、海運業務の変動によるリスクを軽減することを目指しています。具体的には、事業ポートフォリオを見直し、海外への投資を推進する地域戦略が主要な成長戦略の一つとなっています。
今後の展望
「135 King Street」の取得は、ダイビルにとって豪州での3番目のプロジェクトとなり、同社のオフィスビル事業の経験とノウハウを生かしたこれからの展開が期待されます。シドニー、中でもInsiderのレポートに基づくと、今後も豪州における不動産市場は成長を見込んでおり、ダイビルの戦略が成功し続けることでしょう。
ダイビルは、ベトナムやインドを含むアジア地域でのオフィス開発にも参画しており、今後も国際的な不動産事業に積極的に取り組む姿勢を崩しません。
ダイビルの今後の展開にぜひご注目ください。