NanoFrontierがアジア最大級の科学・分析機器展に出展
東北大学発のスタートアップ、NanoFrontier株式会社が2025年9月3日から5日まで千葉県の幕張メッセで開催されるアジア最大級の科学・分析機器展「JASIS 2025」に出展することが確定しました。この展示会は、分析・科学機器メーカーが一堂に会し、最新技術や製品を発表する場として知られています。
JASIS 2025の概要
JASIS 2025は、一般社団法人日本分析機器工業会(JAIMA)および日本科学機器協会(JSIA)が主催しており、毎年多くの来場者を集めます。今年は、出展社400社以上、来場者数は約24,000人を見込んでおり、研究者や技術者、企業関係者にとって貴重な情報交換の機会となることでしょう。
NanoFrontierの出展目的
NanoFrontierは、東北大学で30年以上の研究に裏付けられた「再沈殿法」を基にした、有機ナノ粒子の作製や分散、機能化を行うプラットフォームを提供しています。当社の技術を用いることで、材料開発や分析の現場での試作検証を「より速く、より安価に、より安全に」行えるよう支援します。この出展を通じて、研究機関やメーカーとの共同研究やPoC(概念実証)、受託製造・技術ライセンスの機会を広げることを目指しています。
展示する内容
展示ブースでは、以下のような内容を紹介予定です:
1.
再沈殿法プラットフォームの概要:有機ナノ粒子分散液や粉末に関する試作やスケールアップの相談を受け付けます。
2.
環境・エネルギー・ライフサイエンス領域への応用例:微量成分の高感度検出や熱物性制御ナノ流体、分離・回収材料の基材候補など、さまざまな応用事例を紹介します。
3.
PFASの低コスト・リアルタイム検出:最新技術によるPFASの迅速な検出方法を提案します。
4.
共同研究及び受託製造・技術ライセンスの相談:事前予約が可能な個別相談を行います。
なお、展示内容は変更される可能性があるため、詳細は当日ブースにて確認することをお勧めします。
代表取締役井上のコメント
代表取締役の井上誠也は次のようにコメントしています。「NanoFrontierは、再沈殿法を基盤にして、必要な機能を、必要な形で、必要な量だけ迅速に提供することを目指しています。JASISは分析・計測の最前線が集う場ですので、研究者や企業との課題起点での議論を通じて、新たな協業の可能性を広げていければと考えています。」
開催概要
- - イベント名:JASIS 2025(最先端科学・分析システム&ソリューション展)
- - 会期:2025年9月3日(水)〜5日(金)10:00〜17:00
- - 会場:幕張メッセ 国際展示場 5〜8ホール(千葉市美浜区)
- - 入場:無料(事前登録制)
- - 主催:一般社団法人 日本分析機器工業会(JAIMA)、一般社団法人 日本科学機器協会(JSIA)
取材や商談に関しては、当社のウェブサイトのお問い合わせフォームから事前に連絡をすることでアポイントの調整を行い、展示内容の案内やインタビュー対応も行います。
会社概要
NanoFrontier株式会社は、宮城県仙台市に本社を置き、2025年4月に設立されました。主な事業として、有機ナノ粒子化技術を用いた試薬品や機能性材料の研究開発、製造、販売を行っており、関連技術の提供も行っております。公式サイトは
こちらです。