半導体業界初！インターテック販売がホワイト企業評価を獲得

最近、日本ホワイト企業審査協会（JWJ）によって、半導体関連企業として初めてホワイト企業評価の最上位ランク「SSS判定」を得た株式会社インターテック販売が注目を集めています。この評価を受けた背景には、同社がより良い労働環境を整えるために行った改革があるとのことです。

一般社団法人日本ホワイト企業審査協会は、2019年に設立された組織で、法令を遵守し、企業の労働環境の改善をサポートしています。協会のホワイト企業判定では、235項目にわたる厳しい基準を設定しており、それを満たした企業には「ホワイト企業判定証」が授与されます。この証明書を持つ企業は、名刺などにホワイト企業の判定マークを表示できるほか、企業の優位性をアピールするためのカードも提供されます。

インターテック販売が今回の審査を申請した理由の一つは、長らく手をつけられていなかった社内規程の刷新です。東京都品川区に本社を構えるこの企業は、半導体製造装置や液晶パネル製造装置などを国内外に提案・販売する技術系商社です。社長の加藤様は、社内規程が古くなっていることに気付き、改善の必要性を感じていました。個人の社労士に依頼するとその発言が属人的なものになりやすく、より客観的な視点を求めてJWJに依頼したとのことです。

加藤社長は、協会の専門家たちが集まる環境の中で多角的に指摘してもらえることが大きなメリットであると感じ、結果的に「SSS判定」を取得することができたと語ります。しかし、単に良い判定を得たこと以上に、最新の法令に基づいた社内規程を整備できたことに非常に満足していると強調しました。この成功を継続的に進めることが「本番」だと考え、今後も協会の支援を受けながら改善に努めていく意向を示しています。

日本ホワイト企業審査協会は、単にホワイト判定を行うだけでなく、労務環境を改善するための幅広いサポートを提供しています。その理念は、企業が働きやすい環境を整えることで、働く人々やその家族が幸せになり、その幸せが企業への貢献となり、結果的に社会全体の好循環をもたらすことです。

今回のインターテック販売の取り組みから、同協会が目指す方向性やホワイト企業の重要性が浮き彫りになりました。今後もこのような取り組みが広がり、企業がより良い労働環境を整備することで、社会全体に良い影響を与えることが期待されます。インターテック販売の例は、他の企業にも働きかける良いモデルケースとなるでしょう。