日本の未来を担う女性リーダーの育成
2021年から始まった「伴想人(ばんそうびと)」の活動が、6月14日から第5期プロジェクトへと進化します。この取り組みは、企業の次世代女性リーダーを支援し、日本の企業や社会の変革を促進することを目指しています。株式会社ウエイクアップが運営し、エグゼクティブ・メンターによりメンタリングを実施するこのプログラムは、近年の女性リーダー育成の重要性に応じてさらに加速することが期待されます。
女性リーダー育成への背景
政府が掲げた「女性版骨太の方針2023」に基づき、上場企業は2025年までに女性役員を1人以上選出し、2030年には管理職の女性割合を30%以上にすることが目標とされています。こうした状況を踏まえ、伴想人の活動はますます重要性を増しています。彼女たちが次世代のリーダーとして活躍することで、企業の多様性と変化への対応力を高めることが期待されています。また、このプロジェクトは10か月間にわたる育成プログラムを提供し、女性たちがリーダーとして自信を持って活躍できる環境を整えます。
メンタリングの独自性
伴想人は、1970年代から80年代にかけてアメリカで発展したメンタリングの手法を取り入れています。経験豊富なメンターが、成長を目指す参加者に対して心強い支援を行います。このプログラムでは、日本の企業文化に必要な女性リーダーの存在が不可欠とされ、メンタリングや自己分析ツール、対話型ワークショップを通じて、参加者の成長を促進します。
メンターとして参加するのは、日本のトップ企業での役員経験者たちです。彼らは全員、CTI認定プロコーチ資格を持ち、経営に関する知識や実体験を基に、個別の支援を行います。このアプローチは、参加者が直面している課題をじっくりと掘り下げることを可能にし、心理的安全性が確保された環境で自己を見つめなおす機会を提供します。
プロジェクトの目的と展望
伴想人が掲げる目標は、単に女性役員を増やすことだけではありません。卒業生コミュニティや企業間での協力を強化し、多様な視点やネットワークを通じて、社会課題の解決を推進することにあります。柔軟な働き方やジェンダーバイアスの克服といったテーマに焦点を当て、オープンな対話を重視した社会変革の道を模索し続けます。
心理的安全性を重視し、自己開示を促進することで、リーダーとしての本質を見直すことを目指しています。このように、伴想人の活動は日本企業が多様性と変化に柔軟に対応できる力を育むものと考えられます。
経営層への支援とその意義
近年のビジネス環境の変化により、経営層に求められる役割は増す一方です。グローバル化やデジタル・トランスフォーメーション(DX)の進展、そして気候変動や社会的課題への対応は、企業経営において無視できないテーマとなっています。メンターは、その豊富なビジネス経験を活かし、経営層が直面する難題に寄り添い、信頼できる対話の相手として支える役割を果たします。これにより、経営層は自身の価値観やビジョンを再認識し、リーダーとしての覚悟を高めることができます。
まとめ: 次世代リーダーと伴想人
参加者たちの声を聞くと、約95%が「期待以上の成果を得た」と回答しており、多くのメンティが自らのキャリア形成やリーダーシップの確立において大きな変化を感じています。今後も伴想人は、次世代女性リーダーを支援し、彼女たちが日本の未来において重要な役割を果たすための力となるでしょう。
「伴想人」の詳細なプログラムや企業連携については、公式ウェブサイトをご覧いただくか、以下の連絡先までお問い合わせください。
Mail:
[email protected]
公式ウェブサイト:
ウエイクアップ
担当: 久慈・江積