さくら総合リートを最大化するギャラクシー・ジェイリートの新提案
ギャラクシー・ジェイリートの提案
2020年3月6日、東京に拠点を置くギャラクシー・ジェイリートがさくら総合リート投資法人の投資主に向けて新たな提案を発表しました。この提案は、全不動産資産の売却を通じて、投資主に利益をもたらすことを目的としています。
売却計画の詳細
ギャラクシー・ジェイリートは、さくら総合リートのポートフォリオ売却を行うことで、投資主のリターンを最大化できると主張しています。彼らが示した仮のシナリオでは、直近の独立した鑑定評価額627億円で資産を売却した場合、投資主は101,000円を受け取ることができ、これは3月3日の終値85,900円よりも17.6%高く、同日のスターアジアとの合併提案に基づく投資口価値よりも11.9%高い金額です。
合併案への批判
ギャラクシーは、さくらリートとスターアジアの合併提案に対して強く反対しています。彼らは、この合併が投資主への公平な市場価値の配分を損なうものであり、実際にはディスカウント価格での資産売却につながると考えています。ギャラクシーのマネージング・ディレクター、ニール・ウェレットは、これにより将来的な配分の減少が懸念されると指摘しています。
投資主への呼びかけ
ウェレット氏は、3月30日の投資主総会にて、この売却提案を支持することが投資主の公正な市場価値を確保する唯一の方法であると強調しました。また、さくらリートのポートフォリオは東京都心のオフィスに特化しており、過去3年間の1投資口当たりの純資産価格(NAV)の上昇率は、スターアジアの2倍であることを強調しています。
今後の展望
さくらリートの投資主は、ギャラクシーによる提案を慎重に検討することが求められます。合併が進めば、投資主は公正な市場価値配分を受けられなくなる危険性があり、またスターアジアの投資口は過去の実績において対してパフォーマンスが悪化しています。
この状況を受けて、ギャラクシーの提案は高い投資リターンを実現するための魅力的な選択肢として位置づけられます。投資主は、将来的な利益を直に手にする機会を逃さないよう、積極的な行動が求められます。投資先の選択自由を確保するためにも、ギャラクシーの提案に耳を傾けることが重要です。
会社情報
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GALAXY JREIT PTY LIMITED
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