大和ハウス、サプライヤーエンゲージメント評価で最高評価を6年連続獲得

大和ハウス工業がCDP評価で最高評価を6年連続取得

大和ハウス工業株式会社は、CDP（Carbon Disclosure Project）の「サプライヤーエンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選ばれたことを発表しました。この評価を受けたのは6年連続となり、同社の環境への取り組みが高く評価されています。

大和ハウスは、「Challenge ZERO 2055」と題した環境長期ビジョンを掲げており、創業100周年を迎える2055年までに、グローバルなサプライチェーン全体で環境負荷を“ゼロ”にすることを目指しています。このビジョンの一環として、「気候変動の緩和と適応」への強化した取り組みを進めているのです。

環境への取り組みとSBTの取得

同社の取り組みは、2018年3月に認定を受けた国際イニシアチブ「SBT」（Science Based Targets）に基づいています。この取得により、大和ハウスは事業活動及び商品使用における温室効果ガスの削減範囲を広め、さらにサプライチェーンにおける削減目標も設定しました。

具体的には、2018年度から本格的にサプライヤーとの協力を進め、主要サプライヤーの90%以上にSBT水準の削減目標設定を目指しています。その一環として「脱炭素ワーキンググループ」や「脱炭素ダイアログ」などのプログラムを実施し、未設定企業に対しては積極的に対話を行っています。

より高い削減目標の設定

さらに、2023年度からはサプライヤーに対する温室効果ガスの排出量削減目標設定が「2℃水準」から「WB2℃水準」へと引き上げられました。これにより、年間1.23%の削減から2.5%以上の削減を達成することが期待されています。このような高い削減目標を設定することで、取引先との協力を通じてさらなる脱炭素化を進めています。

CDPの役割と意義

CDPは、2000年に英国で発足した非営利団体であり、環境情報の開示や管理の重要性を企業に訴える役割を果たしています。CDPの「サプライヤーエンゲージメント評価」は、企業が気候変動への取り組みとして、ガバナンス、目標、スコープ3管理、バリューチェーン・エンゲージメントの4つの分野での評価を行い、特に優れた取り組みを行っている企業を「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」として認定します。

大和ハウス工業がこの評価を6年連続で受けたことは、彼らの環境に対する真摯な努力の証であり、今後の事業活動においてもさらなる持続可能性の向上が期待されます。こうした取り組みは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、持続可能な未来に向けた重要なステップとなるでしょう。

詳しい情報については、大和ハウスの環境への取り組みをご覧ください。