NECとUPWARDが手を組む
日本の営業支援の未来が大きく変わる可能性があるニュースが飛び込んできました。UPWARD株式会社(東京都千代田区)と日本電気株式会社(NEC、東京都港区)が、販売パートナー契約を締結し、NECが2025年2月からUPWARDの販売を開始するという発表です。このパートナーシップにより、企業の営業効率を飛躍的に向上させる取り組みが加速すると見込まれています。
変化するフィールドセールスの現状
近年、フィールドセールスはコロナの影響など多くの変化が求められています。顧客との接点が少なくなる中で、いかにして効率的に営業活動を行うかが企業の競争力を決定づける要因となっているのです。特に、営業現場におけるデジタル変革(DX)が急務として認識されている中、多くの企業がその取り組みに苦慮しています。
UPWARD株式会社は、外回り担当者の働き方を革新するアプリ「UPWARD」を提供しています。このアプリは、営業日報の作成、集計などを効率化することで、営業業務の改善を図るものです。今回のNECとの提携により、UPWARDのDXソリューションが全国の企業に広がりやすくなります。
NECのコメント
NECのインダストリアルDX統括部エグゼクティブマネージャーである冨澤正興氏は、UPWARDの提供を開始できることを非常に嬉しく思っていると述べました。同社は、労働人口の減少が進む中でも成長を目指し、DX推進企業へのサポートを続けています。この協業によって、営業現場の生産性を高め、経営課題の解決に貢献する意向が示されています。
UPWARDの特長
UPWARDは高度な位置情報技術を駆使し、営業活動データを半自動で記録することで、営業担当者の業務を最適化します。これにより、フィールドワーカーの生産性が向上し、企業全体の創造的な業務推進が期待されます。特に訪問営業が重要な業種において、その導入がすすんでおり、高い契約継続率も魅力の一つです。
さらに、UPWARDとNECが提供するERPシステムEXPLANNER/Axとの連携も予定されており、訪問実績や営業の活動量を効率的に管理することが可能になります。製品と顧客との関係をより深く知ることで、経営戦略や商品開発の最適化が進むことが期待されています。
今後の展望
UPWARD株式会社の執行役員である石田正樹氏は、NECとの連携を通じてフィールドセールス領域でのDXを加速させることを強調しています。この提携によって、特に中堅・中小企業が直面する課題解決に寄与できることが期待されています。
日本の営業支援アプリ市場において、UPWARDとNECの協業は大きなインパクトをもたらすことでしょう。今後の展開から目が離せません。さらに詳細情報は
UPWARDの公式サイトでご覧いただけます。