リモートワーク時代の新しい評価制度を実現するCacooの活用事例
株式会社ヌーラボが提供するオンライン作図ツール「Cacoo」が、コラボスタイルが取り組む評価制度構築プロジェクトで大きな役割を果たしています。これにより、リモートワーク環境下でもメンバー間の効果的なコミュニケーションが実現され、評価制度の透明性と公平性が高められました。
背景:新たな評価制度の必要性
コラボスタイルは「ワークスタイルの未来を切り拓く」という理念のもと、業務改善に注力しています。2023年に社員数が急増する中、全社的な評価制度の見直しが求められていました。部門ごとに異なる評価基準の策定と、従業員が自身のキャリアパスを明確に描ける環境の整備が急務となったのです。
開発部門は、部門独自の評価制度を構築する「評価制度構築プロジェクト」を立ち上げ、Cacooを活用することに決定しました。このオンラインツールは、利用者がシンプルに思考や情報を可視化し、リアルタイムで共同編集ができるため、リモートワークでもスムーズな会話が促進されます。
Cacoo導入による効果
1. 評価基準とキャリアパスの可視化
Cacooを用いて部門ごとの役割と、その役割に求められるスキルを明確に定義しました。これにより、各社員は自身のキャリアパスを視覚的に把握でき、目標設定が行いやすくなりました。
2. リアルタイムでの議論と共同編集
プロジェクト中、Cacooのリアルタイム編集機能を活用し、メンバー全員で効率的に意見を交わすことができました。編集履歴を管理しながらアジャイルに進め、新たな評価制度を構築しました。リモート環境であっても議論は活発で、プロジェクトは順調に進行しました。
3. 評価の透明性と納得感の向上
Cacooを用いて作成された評価基準やキャリアパスは常に公開され、メンバーがリアルタイムでアクセス可能に。これにより、評価の公平性と透明性が確保され、メンバーの納得感を高めることに成功しました。
メンバーの意識の変化
コラボスタイル開発部のメンバーたちからは、Cacooを通じて若手社員のキャリア意識が高まったとの声が上がっています。自らの進むべき道が明確になり、「次はこのロールを目指す」といった具体的な目標を口にするようになりました。
また、セキュリティ部門においてもCacooが活用され、インシデントレスポンスフローの作成など、部門を越えて情報共有が進んでいます。今後も全社での連携を深めていく方針です。
未来のチームワークとCacoo
労働人口が減少し、就業形態が多様化する中、ヌーラボは「チームワークマネジメント」の重要性が増すと考えています。今後も、さまざまな職種や業種で働く顧客がそれぞれのニーズに合わせてCacooを活用できるよう、サービスの改善を進める予定です。
Cacooについて
Cacooはプロジェクトのアイデアやレイアウトをオンラインで作成し、共有できるツールです。ワイヤーフレームやフローチャート、マインドマップなど、豊富なテンプレートを用いた作成が可能で、2009年のリリース以来、多くの業種で広く利用されています。
これからも、Cacooが企業の発展に寄与し、チームの協力を促進していくことを期待しています。