新サービス「Qast Clone」の詳細
any株式会社が発表した新しいサービス「Qast Clone」は、ベテラン社員の判断基準をAIが効率的に継承することを目的としています。この画期的なサービスは、今秋から提供される予定で、企業のナレッジ管理に新たな風を吹き込むことでしょう。
Qast Cloneの背景と目的
近年、AI技術が進化し、多くの企業が業務支援のための、さまざまなAIサービスを導入しています。しかし、従来のAIサービスは大規模な言語モデルに基づいており、企業や個人特有の判断基準やノウハウを反映しきれないという問題があります。この問題を解決するために誕生したのがQast Cloneです。
Qast Cloneでは、社内会議の音声データや過去の資料、さらにはユーザーへのインタビューを駆使して、個人別・業務領域別の「ナレッジクローン」を構築します。これにより、企業独自の判断基準をAIが再現し、継承する仕組みが実現されます。
経験に根ざした判断基準の重要性
any社が過去8年間にわたり、ナレッジマネジメントに取り組む中で得た知見として、暗黙知の多くは経験に基づく「判断基準」であるということが挙げられます。これらは通常、部内の会話や資料に断片的に存在するため、体系化が難しく、特に若手社員にとっては負担となることが少なくありません。
Qast Cloneは、こうした経験則をAIにより整理・体系化することにより、企業の知識を資産として残すことを目指しています。
Qast Cloneの機能
ステップ1: ナレッジクローンを作る
最初のステップでは、どの部署や業務領域のクローンを作成するかをヒアリング。それをもとに過去の会議の議事録や音声データ、ドキュメントから判断基準を抽出し、必要に応じて本人へのインタビューを行います。このプロセスにより、精度の高いナレッジクローンを生成します。
ステップ2: ナレッジクローンを使う
次に、構築したナレッジクローンにチャット形式で相談でき、資料をアップロードすることで、クローンが自動的にレビューを行います。ただ指摘するだけでなく、その判断の理由や観点も提示されます。
ステップ3: ナレッジクローンを育てる
最後に、生成されたレビュー内容をユーザーが評価・修正し、フィードバックを反映させることで、ナレッジクローンの精度が上がっていきます。このことで、本人の判断基準をさらに強化することが可能となります。
Qast Cloneのメリット
Qast Cloneは、若手社員にとっては判断力と成長速度の向上につながり、管理者にとっては指導負担の軽減が期待できます。またベテラン社員は他の判断基準を学び、企業全体の知識を資産化することができます。経営側としては、重要な判断基準を失うリスクを防ぎ、組織全体で再利用することが可能となります。
事前登録の開始
Qast Cloneの正式リリースに先行して、2026年9月から先着10社を対象に特別価格での提供を行います。事前登録は2026年7月21日から始まり、特典として最新の情報が配信される予定です。
まとめ
any株式会社は、AIナレッジプラットフォーム「Qast」、そして新サービス「Qast Clone」を通じて、ナレッジマネジメントの最適解を提供し続けます。企業の資産である知識や経験を効果的に継承するための新たな挑戦が、これからのビジネス環境に新しい視点をもたらすでしょう。