関西電力株式会社と株式会社eiicon(エイコン)の初のコラボレーションが実現しました。「KANDEN DOKEN SOCIAL-DRIVEN」という新たなイノベーションプログラムが立ち上げられ、参加者からの社会課題解決に寄与するアイデアの募集が始まりました。この取り組みは、技術やアイデアを持つ方々が関西電力の多様な資産を活用し、地域や社会の問題解決に貢献することを目指しています。
プログラムの背景
特に近年、社会は急速に変化しており、私たちの生活環境や価値観もそれに合わせて進化しています。これまでの「守る」というアプローチから、より積極的に「創る」姿勢が求められています。関西電力の土木建築部門としての豊富な経験と技術を基に、参加者の皆さんの新しいアイデアを融合させることで、未来の「あたりまえ」を創造することを狙っています。
募集内容
プログラムでは、特に以下のテーマに関するアイデアを歓迎しています。
1.
インフラ価値の向上
- 経年劣化や様々な課題を抱える電力インフラの価値を高めるアイデアを求めます。事業副産物を新たな建材として活用するなど、ピンチをチャンスに変える発想を育てましょう。
2.
食料自給率の向上
- 農業の現場で直面する労働力不足や経営の効率化といった課題に対して、エネルギー分野の技術を活用し、新たな解決策を提供するサービスを考案します。傾向として屋内農業やDXを通じた支援が期待されています。
3.
担い手不足の解消
- 特に農業や建設業といった現場での担い手不足に対して、省人化や労働力育成に相談が寄せられます。例えば、ドローンを用いた教育事業やインフラメンテナンスを通じて解決を目指します。
4.
地域活性化
- 地域の経済縮小やコミュニティの衰退に対抗するため、未利用地やエネルギー技術を活用した新しいビジネスモデルを展開し、持続可能な地域発展を促します。
プログラムのスケジュール
参加者は以下のスケジュールに従って申込を行うことが可能です。
- - エントリー開始: 2025年5月15日
- - プログラム説明会: 6月2日、オンラインで開催
- - 応募締切: 6月30日
- - 書類選考・面談選考: 7月上旬から8月にかけて実施
- - 最終選考: 8月最終週にワークショップ形式で実施
- - アクセラレータープログラム: 9月から実施
- - 成果報告会: 12月に開催
参加資格と支援内容
法人登記がなされている企業が対象で、プロダクトやサービスのプロトタイプを持つことが求められます。また、アイデアが選定された後は、関西電力がPoC(概念実証)費用を提供します。
このプログラムへの取り組みは、企業にとっての新たなビジネスチャンスを生み出し、地域社会にも多大な影響を与える素晴らしい機会です。「KANDEN DOKEN」と共に未来を築くアイデアを持って、ぜひご参加をお待ちしています。