国土交通省が「BIM/CIM推進委員会」で未来の建設技術を報告
国土交通省は、2040年度までに建設現場の省人化を目標に据えた「i-Construction 2.0」方針の一環として、「BIM/CIM推進委員会幹事会」を2023年12月13日(金)に開催します。本会議では、実際の「i-Constructionモデル事務所」におけるBIM/CIMの取り組み状況が報告される予定です。
i-Construction 2.0とは?
「i-Construction 2.0」は建設現場の生産性向上を図るための国土交通省の大規模な施策です。具体的には、建設効率の向上を目指し、2020年度から開始された先進的な取り組みです。この戦略により、建設現場での人手を少なくとも3割削減することを目指しているのです。また、生産性を1.5倍に引き上げることが期待されています。
BIM/CIMとは?
BIM(Building Information Modeling)およびCIM(Construction Information Management)は、建設プロジェクトの情報をデジタル化し、各段階でのデータ共有を簡易化する技術です。これにより、調査、測量、設計、施工、維持管理といった様々なプロセスが効率化され、よりスムーズなプロジェクト進行が可能になります。
会議の詳細
今回の「BIM/CIM推進委員会幹事会」は、WEB会議形式で実施されます。会議の内容は次の通りです:
- - 日 時:令和6年12月13日(金)16:00~18:00
- - 議題:モデル事務所におけるBIM/CIMの取組について
- - 参加方法:傍聴希望者は12月12日までに指定のメールアドレスへ申し込む必要があります。詳細は国土交通省のウェブサイトで確認できます。
この会議は全編WEBで傍聴可能ですが、通信環境により映像が乱れる場合があるため、その点には注意が必要です。また、参加者は一社一アカウントでのみ参加可能です。
未来の建設業を担う技術
国土交通省は、この取り組みを通じて建設業界のデジタル化を促進し、新たな施工方法や労働環境の改善を目指しています。この施策は、持続可能な社会構築に向けた大きな一歩ともいえ、今後の建設業界において依然として重要な位置を占めるでしょう。
建設業界関係者は、この「BIM/CIM推進委員会幹事会」を通じ、新たなトレンドや技術について学び、自身の業務に取り入れたり、今後の計画に生かしていくことが期待されます。これにより、業界全体の活性化とともに、より良い社会の実現が進む事を願いたいです。