岬の湯しゃこたん民営化
2022-02-09 14:02:57
岬の湯しゃこたんが民間譲渡、新たな一歩を踏み出す
北海道・積丹町の名所で、観光客に愛された「岬の湯しゃこたん」が、新たに株式会社SHAKOTAN GOに民間譲渡されることが決まりました。この温浴施設は平成14年に開館以来、素晴らしい海の眺望と夕日を楽しめる露天風呂で多くの人々を魅了してきました。しかし、運営が20年を迎える中で、経営難や施設の老朽化という課題にも直面していました。
積丹町では、平成29年から温浴施設の民間運営を検討しており、プロポーザル方式を採用して公募を実施。令和3年10月29日、SHAKOTAN GOが優先交渉権者に決定し、令和4年2月には町議会の承認を得て譲渡が法的に成立しました。これにより、岬の湯しゃこたんは令和4年4月1日よりSHAKOTAN GOの運営となります。
SHAKOTAN GOは温浴施設のリニューアルに加え、飲食店、キャンプ場、宿泊施設の設置など、中長期的な地域振興を視野に入れたさまざまな企画を展開する予定です。また、地域振興協力隊やふるさと納税制度を活用し、観光資源の維持と地域の活性化に力を入れる方針です。既存の客層維持を図りながら、新たなサービスや施設の追加についても期待が寄せられています。
積丹町は、この岬の湯しゃこたんを中心に観光業を強化し、地域の魅力を最大限に引き出そうとしています。富士山のような美しい山々と、豊かな海に囲まれたこの地域は、年間約100万人の観光客が訪れるスポットとして知られています。
岬の湯しゃこたんの周辺には、有名な神威岬や島武意海岸など、風光明媚なスポットが点在し、今後も多くの観光客に支持されることでしょう。これまで公設の温泉として地域の観光を支えてきた歴史を大切にしながら、SHAKOTAN GOによる新たな取り組みが地域にもたらす変化に注目が集まっています。
【今後のスケジュール】
・2月8日:積丹町議会の最終承認
・~3月中旬:第1次出資企業との投資契約締結
・3月下旬:プレス発表
・4月1日:施設譲渡、リニューアル工事
・4月下旬:運営開始(予定)
・以降:第2期出資企業募集、順次リニューアル、新施設・新サービスの提供へ
【株式会社SHAKOTAN GOの概要】
令和3年に設立された株式会社SHAKOTAN GOは、地域創生を目的としたまちづくり会社です。温泉、飲食、特産品販売、アウトドアなど多様な事業を展開し、積丹の魅力を発信することを目指しています。
この温浴施設の民間譲渡は、地域の観光事業にとって重要なステップであり、持続可能な観光資源としての発展が期待されています。これからの施策が地域にどのような影響をもたらすのか、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社SHAKOTAN GO
- 住所
- 北海道積丹郡積丹町野塚町字ウエント229番地1
- 電話番号
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