宮崎市の新しい「スマホ転出届」広報活動
宮崎市は、市民の転出届手続きを簡略化するために、スマホを利用した新しい取り組みを始めました。最近、令和6年6月に実施されたアンケートでは、転出届の手続きに関する新たな知見が明らかになりました。なんと、回答した市民の約70%が「スマホで転出届ができることを知らなかった」とのことです。また、ほとんどの回答者が署名用電子証明書を設定しているにも関わらず、多くの方が窓口に足を運んでいたという事実も分かりました。
この結果を踏まえ、市は特に20代層をターゲットにしたSNSを通じた認知拡大が急務だと考えています。
1. 小説『MOVING』の発表
この広報活動の一環として、昨年1月に放送開始されたNHK大河ドラマ『べらぼう』のエッセンスを取り入れ、市民がスマホを使った転出届を体験できる短編小説『MOVING』が発表されました。小説は全3話が構成されており、宮崎市の公式Xでも読むことができます。特に、市民課窓口の利用者にとって、身近な題材であるこの小説は、多くの市民にスマホ転出の魅力を伝える有力な手段です。
2. ブックカバーの配布と地元メディアの協力
さらに、この小説をより多くの市民に届けるために、宮崎市内の書店でブックカバーの無料配布を行いました。この取り組みにはTSUTAYA BOOKSTORE 宮交シティや蔦屋書店 宮崎高千穂通りなどの店舗が協力しており、地域の書店とのコラボレーションが実現しました。また、地元メディアではテレビや新聞で取り上げられ、さまざまな媒体を通じて多くの市民にポスターや小説が広められました。
3. スマホでの転出を促進するためのホームページ
今後の取り組みとして、宮崎市のホームページも「スマホで転出しよう!」と思わせるデザインにリニューアルされました。行動経済学を基にしたナッジの手法が用いられています。この新しいホームページは、多くの市民にとってアクセスしやすく、視覚的にも魅力的であることが求められます。
4. 取り組みの成果と今後の展望
この取り組みの結果、前年3月に比べてスマホを使った転出届の件数は509件増加し、合計1360件に達しました。この数字からも、窓口での混雑が軽減され、市民がよりスムーズに手続きを行えるようになったことがわかります。市役所での待ち時間が短縮されることで、転出される市民の負担も減り、より快適なサービスが提供できるようになりました。この成果を受けて、宮崎市は全国的にも他の自治体にこの取り組みをぜひ参考にしてもらいたいと考えています。
スマホでの転出届が当たり前となることで、窓口での待ち時間短縮が実現し、さらなる利便性が広がることが期待されます。今後も宮崎市の試みが全国の自治体のモデルとなることを祈っています。