ショートドラマ制作の新時代を切り開くCOPUS CONTENTS LABの提携
COPUS CONTENTS LAB(CCL)は、韓国のCOPUS KOREAと日本法人として多国籍なエンターテインメント事業を展開している。近年、特に注目されるのは、株式会社GOKKOおよびエムグループホールディングズ&キャピタルとの業務提携だ。この提携は、全く新しい波をもたらすことが期待されている。
提携の背景と目的
2022年に設立されたGOKKOは、日本で最も影響力のあるショートドラマクリエイター集団「ごっこ倶楽部」を運営しており、これまでの実績からもその特異性は明らかである。再生数、フォロワー数の両面で、日本市場をリードしており、彼らの持つ制作技術は非常に高い。一方、エムグループは、メディアや金融を含む多様なビジネスを営んでおり、グローバルな視点での広がりを持つ企業である。
この三者の提携は、日本と韓国のショートオリジナルコンテンツの制作だけでなく、韓国ドラマのリメークにまで及ぶ。年間20作品を共同で制作する計画である。これにより、韓国の優れた知的財産権(IP)を活用し、国際的なエンターテインメントの市場に新たな風潮をもたらすことが狙いだ。特に、OSMU(ワンソース・マルチユース)戦略を採用し、多様な形でコンテンツを展開することにより、収益性を高めることが期待されている。
CCLの役割と展望
CCLは、ショートドラマの配給および優れた韓国のIPの供給を担うとともに、戦略的なコンテンツ配信チャンネルを拡充する予定だ。これにより、視聴者の多様なニーズに応える新しい形のエンターテインメントを提供することが可能になる。特に、CCLは2023年の4月にはグローバルプラットフォームを立ち上げる計画を進めており、ここでもGOKKOと協業を進める。これにより、ショートフォーマットのスピーディーな制作と配信が実現し、視聴者に新たな興奮を与えるだろう。
GOKKOの挑戦
GOKKOは特に「日常で忘れがちな小さな愛」をテーマにし、観る者の心に響くコンテンツを創出し続けてきた。約2年の間に50億回を超える再生数を誇り、ソーシャルメディアでの総フォロワー数は460万人を超えている。これらの功績は、日本国内外での影響力を示しており、今後の成長が期待される。
今後の展望
今回の提携の発表後、COPUS KOREAの関係者は、急成長するショートフォーマット市場において新たな可能性を開くと述べ、グローバルパートナーシップの拡充を通じた市場攻略の加速を強調した。これにより、COPUS CONTENTS LABの日本法人もさらなる成長路線を描いていくであろう。
日本と韓国の文化が融合したコンテンツが続々と登場する中、今後の展開から目が離せない。新たなショートドラマの波が、エンターテインメントの定義を変えていくのかもしれない。