秋を彩る「羽毛ゲイトウ」美しい見頃を迎える国営武蔵丘陵森林公園
国営武蔵丘陵森林公園の西口ひろばで、鮮やかな色彩の「羽毛ゲイトウ」が見頃となりました。9月22日から10月中旬までその美しさを楽しむことができるこの場所では、赤、黄、オレンジ、ピンク、ローズの5色の花穂が、心地よい秋風に揺れ、訪れる人々に秋の到来を告げています。
「羽毛ゲイトウ」の特徴
羽毛ゲイトウはヒユ科ケイトウ属に属する一年草で、その名の通り、ふわふわとした羽毛のような花穂が大きな特徴です。草丈は約60cmで、特に色とりどりの花が一斉に咲く様子は、見る者に華やかな印象を与えます。古くから日本でも親しまれているこの植物、その名前はニワトリのトサカに似た形状から名付けられ、英語では「cockscomb」とも呼ばれています。
花畑の広がり
公園内の花畑は、3つのブロックに分かれており、現在特に大きなブロックが見頃を迎えています。約40万本にも及ぶ羽毛ゲイトウが、約4,500㎡の広さで咲き誇り、訪れる人々に視覚的な楽しみを提供しています。また、天候によっては見頃が前後することがありますので、訪問を計画する際は天気予報を確認することをおすすめします。
複合的な魅力!コリウスと赤ソバ
羽毛ゲイトウだけでなく、国営武蔵丘陵森林公園では、現在さらに美しい光景が広がっています。「こもれび花畑」では約1.3万株の「コリウス」が見頃を迎え、これもまたカラフルな葉色を楽しむことができます。夏の暑さを乗り越え、秋の気温が下がることで、その葉の鮮やかさが増していくのです。
さらに、運動広場の花畑では「赤ソバ」が10月上旬から下旬にかけて見頃になります。赤ソバの淡いピンクの花は、まるで絨毯のように広がり、度々訪れてみたくなる美しさを保っています。
秋のイベント「森のハロウィンナイト」
公園では、10月11日から26日にかけて「森のハロウィンナイト」を開催します。この期間中、約55万球のイルミネーションやカラーライトアップが施され、ハロウィンにちなんだオブジェやアート作品も展示されます。夜の散策を通じて、普段とは異なる雰囲気の森林公園を楽しむことができ、多くの人々が賑わうことでしょう。
国営武蔵丘陵森林公園の情報
国営武蔵丘陵森林公園は、面積が東京ドーム65個分にもなる広大な国営公園です。四季折々の自然が楽しめるほか、国内最大級のエアートランポリンやアスレチックコースといったアクティビティも充実しています。家族や友人と一緒に訪れ、自然と触れ合いながら楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
開園時間・アクセス
公園は3月から10月まで午前9時30分から午後5時まで開園し、11月から2月は短縮営業となります。アクセスは、東武東上線「森林公園」駅からバスや徒歩で簡単に行くことができ、都心からもアクセス良好です。
ぜひ、この秋は国営武蔵丘陵森林公園を訪れ、美しい「羽毛ゲイトウ」や他の花々に囲まれて、心和むひとときを楽しんでください。