香港でのアジア市場開拓セミナー開催報告
2024年12月17日、香港貿易発展局とおもてなしセレクションが共催で「アジア市場の開拓がまるわかり&アワード活用が“効く” ブランディング・プロモーション」という名称のセミナーが開催されました。このイベントには、40名以上の参加者が集まり、アジア市場への進出戦略やアワードを活用したブランディング手法に関する専門家の見解が共有されました。
セミナーの内容と参加者の声
セミナーの冒頭、株式会社ティーアンドカンパニーの執行役員である谷高一朗氏が講演を行いました。氏は現在の日本企業が直面する国内市場の縮小や円安の影響を指摘し、海外展開の必要性を訴えました。特にシンガポールや香港、オーストラリアなどの成長市場への注目が集まる中、具体的な進出方法が解説されました。
続けて、香港貿易発展局からは香港市場の特徴とその進出メリットについて詳しい説明がありました。香港はアジア市場の戦略的ハブとして、多くの日本企業が進出する理由が分かります。一人当たりGDPが約53,000米ドル(2024年予測)に達しており、購買力が高いことが強調されました。また、日本製品への高い需要が期待できる分野として、食品や化粧品が挙げられ、約1,400社の日本企業が香港を拠点にアジア市場開拓に努めていることが紹介されました。これに参加者は関心を持ちながら耳を傾けていました。
さらに具体的な事例として、食器洗剤メーカーのダイニチ・コーポレーションが「おもてなしセレクション」でアワードを受賞したことが挙げられました。この賞を受けたことが契機となり、香港、韓国、タイ、アメリカなどとの取引を開始し、積極的に海外市場へ展開している事例が共有されました。これに関して多くの参加者から「成功事例が参考になった」との声が上がりました。
質疑応答と交流の時
講演後の質疑応答では、参加者同士がお互いの経験を共有する時間が設けられ、活発な意見交換が行われました。「香港市場の特性や、ブランディング手法の具体例がとても参考になった」と多くの参加者が感想を述べ、非常に有意義な交流が実現しました。
今後のおもてなしセレクションの展開
おもてなしセレクションは今後も日本企業の海外進出に向けた取り組みを展開する予定です。本セミナーを通じて得られた知見や参加者の声を基に、さらなる支援を行っていく考えです。
このように、アジア市場に関する知見や成功事例が多く持ち寄られた本セミナーは、参加者にとって重要な学びの場となりました。今後の日本企業の海外展開においても、セミナーで得られた情報が役立つことは間違いありません。
イベント詳細
- - セミナー名: アジア市場の開拓がまるわかり&アワード活用が“効く” ブランディング・プロモーション
- - 開催日: 2024年12月17日(火)
- - セミナー時間: 15:30〜17:00
- - 交流会: 17:00〜
- - 場所: ENGAWA株式会社(東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズ森タワー 31階)
- - 対象: アジア市場進出を考えている企業の関係者など
本セミナーの成功を受けて、今後も様々な支援イベントが開催される予定ですので、ご興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。