New Relicが顧客のAI利用状況をまとめた最新レポートを発表

New Relic、AI利用状況を把握する最新レポートを公開

デジタルビジネスの可観測プラットフォーム「New Relic」は、顧客のAI使用状況をまとめた「AI Unwrapped：2025年インパクトレポート」の日本語版をリリースしました。このレポートは、AIがどのようにして開発者の日常業務に浸透しているかを明らかにするものです。顧客の85,000アカウントをもとにした匿名化されたデータから、開発者がAIエコシステムにおいてどのような選択をしているのか、これまでの歴史的な変化を捉えています。

AIの急成長とChatGPTの人気

レポートによると、特に注目されるのはOpenAIのChatGPTです。このAIモデルは、New Relicの顧客による大規模言語モデル（LLM）トークン利用の86%を占めるなど、圧倒的なシェアを誇っています。AIが業務に深く関与する中で、開発者が最新技術に早期に適応している様子が見て取れます。ChatGPTに関するデータは、1年間にわたって収集されたものであり、開発の進展が迅速に反映されています。

開発者の行動とAIモデルの多様化

開発者たちはAIモデルの進化を背景に、新しいテクノロジーに敏感に反応しています。特に最近ではChatGPT-4oといった新モデルへの移行が顕著です。これにより、アプリケーション開発速度も加速し、企業は最新のイノベーションがもたらす競争力を最大限に活かすための準備を整えています。同時に、開発者はオープンソースや専門的なモデルの利用も模索しており、独自のAIモデルが増えつつあります。

AI監視の必要性

AIモデルの導入に伴い、企業はモデルの信頼性や精度を確保するための監視ソリューションが必要であると認識し始めています。New RelicのAI監視ソリューションは、開発者から経営幹部まで幅広いユーザーに直感的な体験を提供し、導入企業の増加を遂げています。このソリューションは、従業員がAIモデルの運用を効率的に行うための基盤を提供し、組織全体の信頼性向上に寄与しています。

プログラミング言語の動向

また、AIアプリケーションの開発にはPythonが非常に優位ですが、Javaも急成長しています。リポートによれば、Pythonは引き続きAI開発で圧倒的な存在感を持ち、直近では45%もの顧客導入が見られ、Node.jsもその後に続いています。一方で、Javaの利用も前四半期より34%の伸びを見せており、これにより本番環境におての大規模なJavaベースのLLMアプリケーションの提供が進展することが期待されます。

まとめ

この「AI Unwrapped：2025年インパクトレポート」は、AIの進化や利用動向を明確に捉える貴重な資料であり、デジタルビジネスを支える企業にとって欠かせない指針となるでしょう。AIの導入が進む中で、開発者や企業はこのレポートを参考にしながら、より効果的なAI活用を追求することが求められています。

詳しいレポート全文はこちらからダウンロードできます。

会社情報

会社名

New Relic株式会社

住所

東京都中央区八重洲２丁目２番１号東京ミッドタウン八重洲八重洲セントラルタワー７階

電話番号

03-4577-9065