冬休みこども応援キャンペーンの実施について
冬休みシーズンが近づく中、特に子育て家庭において、給食の停止に伴い食料確保が一層困難になっています。特にひとり親家庭では、普段給食でまかなわれている昼食の負担が急増しており、食事の回数や量を減少せざるを得ない状況が見受けられます。このような背景を受けて、フードバンク愛知は「冬休みこども応援キャンペーン」を実施します。
このキャンペーンは、2025年12月1日から2026年1月31日までの期間限定で行われます。フードバンク愛知は、愛知県北名古屋市に拠点を置く非営利法人で、寄贈された食品や日用品を子ども食堂や各種支援団体を通じて食事に困っている家庭に届けています。
食品寄贈の重要性
今冬、特に必要とされているのはお米や常温保存ができる食料品、日用品です。物価は高騰し続け、家計を圧迫しています。農林水産省の発表によると、米の価格は2025年には2687円から4457円と、なんと1.6倍に上昇すると予測されています。このような経済状況の中、寄贈する側も厳しい状況にあり、家庭や企業からの寄贈は減少傾向にあります。
有効な支援を行うためには、寄贈者からの善意が不可欠です。昨年は、多くの家庭が困難な状況にあり、支援の要請が相次ぎましたが、寄贈者は減少し、「自分の家計も厳しい」との声が増えています。この「支援が必要な家庭」と「寄贈する人」のバランスが崩れ、二重の危機に直面しています。
冬休みこども応援キャンペーンの詳細
フードバンク愛知では、寄贈を集めるために次のような食品を対象としています:
- - 精米(未開封)
- - レトルト食品
- - インスタント麺
- - 缶詰
- - 乾麺
- - 調味料など
寄贈食品は賞味期限が3カ月以上あり、未開封かつ適切に保管されたものに限られます。事前に品目リストの共有が求められ、受け入れ可否の確認を行います。
集まった食品は、子ども食堂や支援団体を通じて迅速に必要な家庭に届けられます。昨年は、延べ2593の支援団体を通じて5317世帯の子どもたちに食料を届けることができました。この取り組みは、地域の子どもたちにとっての大きな支えとなっています。
フードバンク愛知について
特例認定特定非営利活動法人フードバンク愛知は、平成31年6月26日に設立されました。理事長の宮尾久子をはじめ、地域の困難を抱える家庭を支えるさまざまな活動を行っています。フードバンクに寄贈された食品や日用品は、子ども食堂などでの活動を支援し、企業や個人からの寄付と連携を図っています。
詳しい情報は
ここからフードバンク愛知の公式サイトを訪れてご確認ください。
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