箕面市「みのおサンプラザ1号館」再生計画が始動!新たな複合マンション構想
大阪府箕面市において、地域の活性化を目的とした「みのおサンプラザ1号館」の再生事業が動き出しました。この計画では、東京建物株式会社と阪急阪神不動産株式会社が中心となり、新たな複合マンションの建設に着手します。
プロジェクトの背景
「みのおサンプラザ1号館」は、1978年に竣工され、45年以上の歴史を持つビルですが、年数が経つにつれて建物及び設備の老朽化が進行してきました。2015年に実施された耐震性診断では、耐震性の不足が指摘され、その後、再生方針の検討が続けられました。このプロジェクトは、関西圏で初めて「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」に基づく「マンション敷地売却制度」を利用した事例ともなります。
複合マンションの概要
新たに建設される複合マンションは、地上11階建てで、109戸の共同住宅と公共施設、店舗が一体となっています。場所は、阪急箕面線「箕面」駅の近く、駅前のロータリーに隣接する立地で、非常に便利なロケーションです。居住部分にはすべての住戸にトランクルームが付設され、3LDKの間取りが中心となっています。
1階から3階には、箕面市が再取得した部分があり、地域交流や観光交流の促進を図るために、にぎわいを創出する核施設が整備される予定です。具体的には、子育て施設やその他公共施設が計画されています。
実施スケジュール
この再生事業はすでに具体的なスケジュールに入っています。2020年8月には東京建物と阪急阪神不動産が事業の協力者として選定され、2023年1月には敷地売却の決議が賛成多数で可決され、同年5月頃には敷地売却組合が設立されました。解体工事の着手は2024年の夏頃を予定しており、2025年8月には新築建物の工事が始まります。最終的には、2028年2月に新築建物が竣工する見込みです。
期待される影響
この複合マンションの誕生により、箕面市の経済や地域活性化が期待されています。新たな住まいや公共施設の整備は、地域住民の生活環境を向上させ、観光客にとっても魅力的なスポットとなり得るでしょう。地域の文化や交流の場としての役割が果たされるとともに、親子連れや観光客にとっても利用しやすい拠点となることが期待されています。
このように、箕面市の「みのおサンプラザ1号館」の再生事業は、地域全体を盛り上げる大きな一歩となるでしょう。今後の進展に目が離せません。