環境に優しい新たな広告手法、佐世保市とFUKURO2.0がタッグ
株式会社2wayが手掛ける新プロジェクト「FUKURO2.0」は、環境問題に配慮した広告施策です。このプロジェクトは、佐世保市及び西九州させぼ広域都市圏とのコラボレーションによって、環境にやさしい素材を使用したレジ袋に、スポンサー企業の広告を掲載します。広告掲載は、日常生活に密接に関連しているレジ袋の特性を活かし、レジ袋を通じて自然に消費者にアプローチすることを目指しています。
なぜレジ袋広告?
日常的に私たちが利用するレジ袋ですが、これまでその役割や可能性が見過ごされていました。一般には、レジ袋は使い捨てのイメージが強く、環境への悪影響が取り沙汰されがちです。実際、レジ袋自体が海洋汚染の原因となることも知られています。しかし、レジ袋の利用はそれだけではありません。私たちの生活の中で非常に便利なアイテムとして、再利用の場面も多く見受けられます。この視点から、レジ袋に新たな価値を見出し、環境を守る寄与ができるのではないか、というのが「FUKURO2.0」の始まりです。
FUKURO2.0の取り組み
プロジェクトの特徴は、環境に配慮したバイオマスプラスチックを使用したレジ袋に、企業の広告を掲載する点です。広告は消費者の目に触れる場所で長時間継続され、企業ブランディングや認知度向上に寄与することが期待されています。また、レジ袋を持ち歩くこと自体が「歩く広告バック」としての役割も果たし、他の広告媒体とは異なる圧倒的な存在感を発揮します。さらに、FUKURO2.0では、レジ袋に印字されたQRコードを通じて、お客様がスタンプを獲得し、デジタルギフトと交換可能なアプリも提供されます。これは、ユーザーにとって実用的で楽しい体験となればと考えられています。
環境問題への積極的な関与
「FUKURO2.0」は単なる広告施策にとどまらない、環境問題への真摯な取り組みでもあります。使用されるバイオマスプラスチックは、植物由来の原料で、サトウキビを使用しているため、その育成過程でCO2を吸収し、廃棄時にはカーボンニュートラルを実現します。また、配布されるレジ袋の広告費の一部は、海洋保全団体や災害支援団体に寄付される仕組みも設けられています。これにより、広告から得られる効果を「社会貢献」という次のステージへと進めることが可能となります。
参加企業・個人商店の募集
現在、「FUKURO2.0」への参加協賛企業やレジ袋配布店舗の募集が行われています。スーパーマーケット、ドラッグストア、小売店などでのレジ袋配布を希望する企業や店舗は、ぜひこの機会に参加を検討してみてはいかがでしょうか。広告を通じて、地域貢献と環境保全に寄与する姿勢を示すことができる良いチャンスです。
このように、FUKURO2.0プロジェクトは、身近なレジ袋を通じて企業と消費者、そして地球環境をつないでいく新しい試みです。私たち一人一人が、この取り組みに関心を持つことで、より良い未来に向けた一歩を踏み出すことができるのかもしれません。