EVEREST XINGから新たな選択肢が誕生
2025年6月23日、日本のモビリティブランド「EVEREST XING」は特定原付電動キックボード「EX15シリーズ」専用のカゴ付きサドルをリリースすることを発表しました。高齢化社会や地方の過疎化という課題の中で、「ちょっとした買い物が大変」という声が多く聞かれるようになりました。こうした社会的変化に対応するため、「ちょっとした移動」の選択肢としての電動キックボードの役割がますます重要になっています。この度発表されるカゴ付きサドルオプションは、そんなニーズに応えるために開発されました。
開発の背景
移動手段としての電動キックボードは、特に都市部では人気が高まっていますが、主に若年層をターゲットにしたスポーティーなデザインが多いのが現実です。そこで、より広いユーザー層が使いやすいデザインへのシフトが求められています。EX15シリーズの開発チームはユーザーからの声を受け、安定感のある座り乗りができる仕様と、日常の買い物に便利なカゴを一体化させることで、誰でも快適に使用できる電動キックボードを目指しました。特に荷物を運ぶ際の利便性を重視し、買い物や通院の際のニーズにも一定の配慮がなされています。
製品の特徴
EX15シリーズ用のカゴ付きサドルは、高密度スポンジを使用しており、クッション性が高く快適な座り心地を提供します。実際、座ったままでの安定した乗り心地は、特に高齢者層にとっての安心材料となることでしょう。また、カゴと一体型設計により、簡単にちょっとした荷物を運ぶことができるため、生活の様々なシーンで使える実用的なデザインです。販売価格は税込13,200円を予定しています。
EX15シリーズの概要
「EVEREST XING」のEX15シリーズは、日本発の革新的な電動キックボードです。特に、600Wの強力なモーターを搭載し、登坂能力が優れているため、さまざまな地形でもスムーズに走行可能です。EX15には二つのモデルがあり、それぞれ異なる特長を持っています。
1.
EX15 Pro (希望小売価格151,800円(税込))
- モーター定格出力:600W
- 最大出力:1,000W
- 最大航続距離:50km
- 登坂能力:最大47%
2.
EX15(希望小売価格118,800円(税込))
- モーター定格出力:600W
- 最大出力:900W
- 最大航続距離:30~35km
- 登坂能力:最大27%
二モデルともに、Bluetoothアプリによるコントロール機能が搭載されており、走行モードも2つ(6 km/hと20 km/h)選ぶことができます。また、サスペンションやLEDライトの装備により、安全性や利便性も考慮されています。
今後の展望
株式会社Acalieのセールスマネージャー、神田一平氏は、「EX15シリーズは特に登坂性能に優れた製品です。今回のカゴ付きサドルオプションは、これまでキックボードに対する不安を解消し、より多くの人々に楽しんでもらいたいという思いから開発しました。高齢者や荷物を持つユーザーに優しいデザインを目指し、実用性と快適性を両立させました」と語っています。この新しいオプションが、移動に関する社会課題の解決に寄与することを期待しています。
株式会社Acalieについて
株式会社Acalie(アカリエ)は、次世代型製品を通じて人々に「ワクワク」を届けたいと考えています。電動モビリティやスマートプロダクトに特化した製品を展開しており、日常生活の中で「彩りと豊かさ」を提供することを目指しています。モビリティの分野においても「EVEREST XING」ブランドを通じて、日本国内外において新しいライフスタイルの提案を続けています。今後も多様なニーズに応える製品開発に取り組んでいく所存です。