国際妖怪サミット2025が京都で開催予定
2025年11月1日、京都市右京区にある東映太秦映画村で「国際妖怪サミット2025」が予定されています。これは、昨年好評を博した『怪々YOKAI祭2025』の一環として、世界各国の妖怪文化研究者を招き、妖怪についての最前線の知見を共有する機会です。
日本の妖怪文化が世界へ
妖怪は日本のポップカルチャーを象徴する存在として、近年、アニメやゲーム、映画を通じて国際的に注目されています。この流れは非常に強く、特に昨年10月26日のイベントでは、歴代最多のインバウンド観光客を記録しました。この成功を受けて、今回のサミットでは昨年の経験を基に、さらなる文化交流を目指しています。
特に注目すべき点は、本サミットにおいて小松和彦教授が登壇予定であることです。文化人類学や民俗学の専門家であり、妖怪研究の第一人者である小松教授は、日本の妖怪文化の深層に迫ります。世界での妖怪の受容や、東アジアにおける文化的な意義についても意見が交わされる予定です。
幅広い参加者
このサミットには、日本国内外の研究者や実践者が参加し、多様な視点から妖怪文化を探求します。特に、米国のフェリシア・キャッツ=ハリス氏や韓国の朴美暻氏、中国の大谷亨氏など、それぞれの国から専門家が集まり、国際的な妖怪文化の形成についての意見交換が予定されています。
講演内容
サミットは2部構成で行われ、前半では「日本の妖怪文化とその海外での受容」について議論され、後半では「東アジアの妖怪事情」がテーマとなります。河野隼也氏による講演もあり、妖怪の新たな楽しみ方が提案される予定です。
地域振興と文化交流
近年、妖怪や怪談に対する関心は高まり、日本におけるホーラーブームも影響していると考えられます。このような動向は、地域振興や観光促進にとっても重要な要素です。本サミットでは、文化交流の新たな可能性を模索するだけでなく、観光振興にも直結する議論が期待されています。
お知らせ
- - 日時:2025年11月1日(土)
- - 開催場所:東映太秦映画村パディオス3階「ギャザ会場」
- - ウェブサイト:怪々YOKAI祭特設サイト
このサミットを通じて、妖怪文化が新たな地域資源として再評価され、今後の国際交流において重要な役割を果たすことが期待されています。南北の妖怪文化の比較が実を結び、さらなる発展を遂げていく様子は、多くの人々が注目するところでしょう。