新型コロナウイルスに対する抗ウイルス効果を実証した多機能触媒技術
新型コロナウイルスに対する取り組み
一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)が実施した試験により、ハイブリッド触媒®ラーフエイド®(LAFUADO)が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株であるデルタ株に対して優れた抗ウイルス効果を示すことが確認されました。試験の結果、原布と洗濯10回後のポリエステル100%繊維素材の両方で、抗ウイルス活性値が3.8以上を記録し、ウイルス数が99.9%以上減少したことが明らかになりました。
ハイブリッド触媒®ラーフエイド®の機能
ハイブリッド触媒®ラーフエイド®は、空気中の酸素を利用して酸化還元反応を高効率で触媒することにより、抗ウイルス性だけでなく抗菌性や消臭など、さまざまな機能を発揮します。この多機能型触媒は、高い性能を持ちながらも、環境に配慮した技術です。
製品試験の概要
試験は、日本繊維製品品質技術センターで実施され、JIS L 1922を基にした抗ウイルス性試験方法が用いられました。使用されたウイルスはSARS-CoV-2のデルタ株で、試験条件は25℃下で2時間という厳しいものでした。これらの条件で、原布および洗濯後の両方で効果が確認されています。
具体的な試験結果
原布(洗濯0回)の抗ウイルス活性値は3.8以上で、ウイルス減少率は99.9%以上でした。同様に、洗濯10回後でも同じく3.8以上の効果を示しました。この結果は、ハイブリッド触媒加工された素材にウイルスが接触すると、酸化還元作用により、ウイルス膜やウイルスタンパク質の変性が促進され、ウイルス数が大幅に減少することを示しています。
抗菌性・抗ウイルス性について
この素材には強力な抗菌作用も備わっており、特定の細菌の増殖を抑制します。ただし、抗ウイルス加工は疾患の治療や予防を目的としたものではなく、ウイルスの働きを抑制するものではありません。
安全性の確保
使用されている加工剤は、さまざまな安全性試験(急性経口毒性試験や皮膚刺激性試験など)をクリアしており、安全性が確保されています。これにより、市場に出回る際にも安心して使用できる素材となっています。
通告の意義
本記事は、試験が行われた内容とその結果をお知らせするものです。ハイブリッド触媒®ラーフエイド®の抗ウイルス効果は、新型コロナウイルスの予防に寄与するものではなく、ウイルスへの影響に関するものであることを理解しておくことが重要です。
このような技術の開発は、今後の生活環境の安全性向上に寄与することが期待されます。ハイブリッド触媒®ラーフエイド®は、抗ウイルス性を究めた革新的な素材として、環境浄化や健康維持に役立つ存在となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社ラーフエイド
- 住所
- 東京都中央区日本橋人形町3-5-2
- 電話番号
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03-5651-8122