群馬のオルタナティブスクールがAI学習支援システムを発表

群馬県桐生市のオルタナティブスクールが新たな挑戦を

群馬県桐生市に位置するオルタナティブスクール、NEXTAGE SCHOOLが新たに開発したAI学習支援システム『NEXTAGE AIBŌ（相棒）』が注目を集めています。このシステムは、不登校や学習に悩む子どもたちに寄り添う存在として作られ、学びの機会をよりアクセスしやすくすることを目指しています。11月24日から一般販売が開始される予定です。

不登校支援の必要性

教育の現場において、不登校の児童・生徒の数が増加の一途をたどっています。その原因は多岐にわたり、一概には言えませんが、教育にリーチできていない多くの子どもたちがいることは明らかです。そんな状況を受けて、高澤代表は「学習支援と心のサポートをする存在が必要だ」と考え、このAIシステムの開発に乗り出しました。

NEXTAGE AIBŌの特徴

『NEXTAGE AIBŌ』は、次のような特徴を持つ学習パートナーです。

1. カスタマイズされたAI
NEXTAGE SCHOOLの教育方針や教材に基づいたオリジナルのAIが組まれています。

2. 家庭学習のサポート
宿題の疑問点を解決し、親身になって励ましてくれる存在です。

3. 心の相談窓口
子どもたちが悩みを気軽に相談でき、安心を提供します。

4. 思考力の向上
会話形式の質問応答を通じて、考える力を引き出すお手伝いをします。

5. 講師との連携
対面授業とデジタル学習の相乗効果を高めます。

6. 親しみやすいコミュニケーション
生徒が気軽に質問できる環境を整え、モチベーションを向上させます。

AI開発の背景と協力

このAIシステムは、Sera株式会社の協力を得て実現しました。AI技術に特化したSeraの専門チームが、高い技術力を駆使して、教育理念に沿った最適なシステムを構築しています。また、群馬県のフリースクール支援事業補助金も活用されています。

期待される効果

『NEXTAGE AIBŌ』の導入により、次のような効果が期待されています。

- 生徒の学習質向上
- 自主的な学びの姿勢の促進
- 講師の指導効率の向上
- 学ぶことへの主体性の向上

これまでの反響と今後の展開

すでにSEを活用した生徒からは「勉強の効率が上がった」「悩みを相談できて気持ちが軽くなった」との声が上がっています。これを受け、来年2025年11月24日からは一般利用者にも広く展開される予定です。さらにAI機能の追加やシステム改善を進めていく方針です。

NEXTAGE SCHOOLについて

NEXTAGE SCHOOLは、 2021年10月に開校しました。自由なカリキュラムで運営されるこの学びの場は、特に不登校の生徒や学びに困難を抱える生徒に焦点を当てています。教育の選択肢を増やし、子どもたちに社会的自立に必要な力を育むことを目指しています。学びの場は、デイスクール、アフタースクール、メタバースの三つの選択肢を提供しています。

代表の思い

高澤代表は、教育の理想を追求した新たな学びの場を提供するため、過去の教員経験を活かしつつ新しい挑戦に取り組んでいます。彼の願いは、『NEXTAGE AIBŌ』を通じて、多くの子どもたちが「勉強が楽しくなった」「充実した時間を持てるようになった」と感じることであり、その実現に向けて日々努力を続けています。