Minerva Growth Partnersが2号ファンドを組成
日本の投資企業、ミネルバ・グロース・パートナーズ株式会社(MGP)は、2025年12月1日付で2号ファンド「Minerva Growth Partners II, LP」のファースト・クローズを完了したことを発表しました。ファンドの運用総額は最終的に200億円を目指しており、国内外の機関投資家からの出資を受けています。また、このファンドは日本のスタートアップ・エコシステムにおける成長を支援することを目的としています。
スタートアップ環境の変化
日本のスタートアップエコシステムは成熟化が進む一方で、上場企業の流動性や時価総額の制約が影響し、上場後の資金調達が難しいケースも見られます。これに対し、米国市場では未上場の段階でグロース・エクイティを調達し、効率よく上場を果たす流れが主流になっています。MGPは、このグロース・エクイティの重要性に着目し、プレIPOと上場株を横断する投資戦略を展開しています。
投資戦略と方向性
MGPは、グロース・エクイティに特化し、発展途上のアセットクラスの確立を目指しています。従来のベンチャーキャピタルやプライベートエクイティ投資を組み合わせたハイブリッド戦略を採用し、成長を支える幅広い資本ソリューションを提供します。また、企業の成長フェーズに応じて、最適な投資先を見極めていくことが重要です。
創業からの成果
MGPは2020年に1号ファンドを組成し、日本のテクノロジー企業への投資を積極的に行ってきました。1号ファンドでは、運用総額192億円で8社に投資し、その中の一つであるインフキュリオン株式会社は2025年に東京証券取引所グロース市場に上場を果たしました。この実績により、プレIPOだけでなく、経営層の採用支援や資本政策のアドバイスなど幅広いサービスを提供しています。
市場環境の変化に対応
Fund IIでは新たな投資機会として、上場基準の厳格化や未上場企業のスケール志向の流れを受けて、企業の資本政策や成長戦略の多様化に応じた投資を行う見込みです。今後も市場環境の変化を敏感に捉え、プレIPOラウンドの大型化や未上場株のセカンダリー取引などのニーズに応えることで、投資機会を拡大させることが目標です。
ファンドの概要
Fund IIの運用目標は200億円で、ファンドの運用期間は最大10年、状況により2年延長が可能です。主な投資対象は、未上場企業へのグロース及びプレIPOステージでのマイノリティ投資、上場企業の非公開化(MBO)を含むバイアウト投資、カーブアウト案件、第三者割当増資(PIPEs)など多岐にわたります。また、国内外のインターネットやソフトウェアを中心としたテクノロジー領域への投資が注力されています。
未来への展望
MGPは、持続的な成長を目的として、日本におけるグロース・エクイティの確立に引き続き取り組みます。Pleiad Investment Advisorsとの連携を深め、未上場から上場後まで一貫したサポートを通じて、日本のスタートアップ・エコシステムの進化に寄与していく所存です。国内外の投資家の皆さまと共に、日本の成長産業に微力でも貢献できるよう努めてまいります。