F.MED、4.3億円調達
2024-07-08 11:17:27

マイクロサージャリー支援ロボット開発のF.MED、シリーズAラウンドで4.3億円調達!医療機器承認取得に向け開発加速

マイクロサージャリー支援ロボット開発のF.MED、シリーズAラウンドで4.3億円調達!



F.MED株式会社(本社:福岡市、代表取締役:下村景太)は、マイクロサージャリー支援ロボットの開発・製造を行うスタートアップ企業です。同社は、Diamond Medino Capital株式会社や株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズなど7社を引受人とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドで4.3億円の資金調達を実施しました。

今回の調達資金は、マイクロサージャリー支援ロボットの開発、医療機器承認取得に向けた試験の実施、組織の拡充などに活用されます。F.MEDは、このロボットを通じて、患者さんのQOL(生活の質)と予後の劇的な改善を目指しています。

マイクロサージャリーとは?



マイクロサージャリーとは、顕微鏡を用いて、直径1mmに満たない血管や神経などを手作業で縫合したり、腫瘍を摘出したりする高度な手術技術です。リンパ浮腫の治療や、がん手術や事故による体の欠損の修復、血管のバイパス手術など、幅広い医療分野で活用され、患者さんの生活の質を大きく改善する可能性を秘めています。

マイクロサージャリー支援ロボットの必要性



マイクロサージャリーは、非常に繊細な操作を要するため、高度な技術と熟練が必要とされます。そのため、実施できる医師は限られています。また、既存の手術支援用ロボットは、マイクロサージャリーに求められる極めて細かい作業には対応できていませんでした。

F.MEDが開発するマイクロサージャリー支援ロボットは、独自の技術により、医師の操作を忠実に再現し、手振れを抑制しながら、微細な作業を支援します。これにより、手術の精度と安全性を向上させ、医師の負担軽減にも貢献できると期待されています。

投資家からのコメント



今回の資金調達には、Diamond Medino Capital株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、スター精密株式会社、JMTCキャピタル合同会社、肥銀キャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社など、複数の企業が参画しました。各社からは、F.MEDの技術力や事業への期待、そして患者さんのQOL向上への貢献への共感の声が寄せられました。

F.MEDの今後の展望



F.MEDは、引き続き開発を進め、早期に医療機器承認取得を目指します。そして、安全で効果的なマイクロサージャリー支援ロボットを患者さんの治療に役立て、多くの患者さんのQOL改善に貢献したいと考えています。

将来的には、遠隔医療や術者の判断支援など、医療現場のさらなる効率化と高度化に繋がる機能の開発も検討しています。

F.MED株式会社について



F.MED株式会社は、2021年3月に福岡市で設立されました。九州大学先端医療オープンイノベーションセンターで研究開発されてきた技術を事業化し、マイクロサージャリー支援ロボットの開発・製造を手がけています。

同社の代表取締役CEOである下村景太氏は、「患者さんのQOL向上に貢献したいという強い思いを持って、マイクロサージャリー支援ロボットの開発に取り組んでいます。多くの投資家の方々に支えられ、開発を加速させることができ大変嬉しく思います。これからも、チーム一丸となって、世界中の患者さんのために革新的な医療技術を提供していきたいと考えています。」とコメントしています。



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