愛媛県初の障がい者就労定着支援事業所「マルクコネクト」開設

愛媛県の新たな支援拠点「マルクコネクト」

愛媛県松山市に、障がい者が職場で定着するための新しい支援に特化した事業所「マルクコネクト」が誕生しました。これは、就労支援事業を行う株式会社マルクのグループ会社、まるく株式会社によって設立されたもので、障がい者の労働環境の向上を目的としています。

就労定着支援事業の背景

近年、さまざまな企業にて障がい者が就労する機会が増えています。その一方で、職場での適応や定着が課題となり、必要な生活面での支援が求められています。この新しい事業は、そのニーズに応えるために創設されたもので、障がい者と企業、家族との連携を図りながら約3年間のサポートを提供します。

具体的には、企業に就職してから半年以上が経過した障がい者を対象に、定期的な面談を行い、その人の職場での環境や業務についての具体的なアドバイスを行います。この取り組みにより、障がい者が安心して職場に定着できるよう多面的に支援していく予定です。

マルクコネクトの具体的な取り組み

「マルクコネクト」は、愛媛県で初の就労定着支援事業所として、松山市内に5月1日に開設されました。設立にあたり、過去3年間において一般就労の実績を持つという要件を満たしており、その結果としての指定が得られました。これには、マルクグループがこれまでに50名以上の障がい者を一般企業へと送り出してきた実績が、大きく影響しています。

同事業所では、実際に利用契約を結ぶことで、障がい者への支援をより密接に行います。また、定期的に開催される研修や交流会を通じて、就労に関する知識の向上や情報の共有も進めていきます。

株式会社マルクの取り組みについて

株式会社マルクは、2006年に愛媛県で初の障がい者就労継続支援A型事業所を設立して以来、地域社会における障がい者支援に力を入れてきました。現在までに多数の受賞歴もある同社は、障がい者が自立した生活を送ることができる社会の構築を目指しています。多様な支援プログラムが用意されており、特に若年層の障がい児童向けの療育プログラムにも力を入れています。

「マルクコネクト」の開設は、障がい者に対する支援環境をさらに充実させるものであり、今後の活動に期待が寄せられます。日の当たる職場を作るため、今後も多くの障がい者が自立した生活を送るための支援を広げていくことでしょう。支援を受けるすべての方が、笑顔で自分らしい生活を営めるようワーカーと共に歩んでいきます。