真っ暗闇のエンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」が、夏季限定プログラムとして、能登の祭りをテーマにした「暗闇の夏祭り」を開催している。
25万人以上が体験した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、視覚障害者の案内により、完全な暗闇の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャルエンターテイメントだ。
今年の「暗闇の夏祭り」は、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」を受け、能登地方の祭りを五感で体感できるプログラムに特別変更された。暗闇の中では、太鼓やお囃子が響き渡り、能登地方ならではの味が楽しめる。
ロビーでは、御陣乗太鼓の動画や、能登の祭りや郷土料理についての展示パネルの他、4月に開催された「のと未来トーク」開催記録パネルを展示している。暗闇での体験と視覚を使う体験の両方で、能登を想う時間を過ごすことができる。
収益の一部は、能登復興のための支援金として活用される。
7月15日(月・祝)には、石川県輪島市名舟町に伝わる無形文化財の和太鼓、御陣乗太鼓が会場にて特別実演される。
「暗闇の夏祭り」は、能登の美しい景色や文化を五感で感じて、ゲストそれぞれが能登に思いを馳せるきっかけの場を提供することを目指している。
このプログラムは、石川県で復興支援の活動を続ける松中権氏、石川県輪島市の御陣乗太鼓保存会、七尾市にある中央茶廊 窪丈雄氏、のと未来トークの皆様のご協力により実現した。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した暗闇の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャルエンターテイメントだ。
1988年にドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって誕生し、これまで世界47カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験している。日本では、1999年11月の初開催以降、これまで25万人以上が体験している。
現在、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」と東京・神宮外苑「うちなる美、ととのう暗闇」で開催されている。