株式会社トビラシステムズが発表した新たな調査レポート
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社トビラシステムズは、2024年6月に行なった調査をもとに、特殊詐欺やフィッシング詐欺の最新情報を報告しました。このレポートは、詐欺電話や詐欺SMSの現状を詳しく分析し、今後の対策を見出すための重要な資料となっています。
調査サマリーの概要
トビラシステムズの報告によると、迷惑電話番号の分類では、国際電話の割合が大幅に減少し、携帯電話の迷惑電話が急増していることがわかりました。2024年6月、国際電話の迷惑番号は43.7%から30.2%に急減しましたが、070・080番号を利用した自動音声ガイダンスによる電気料金営業の迷惑電話は急増しております。特に、光熱費削減を名目とした不審な電話には注意が必要です。
フィッシング詐欺の新たな手口
また、フィッシング詐欺に関する情報も重要です。6月の調査では、全体の90%以上が宅配業者を装ったSMSであることが確認されています。また、大手銀行名を使ったフィッシングSMSも目立ち、三菱UFJ銀行やみずほ銀行を装った詐欺が特に多発しています。これらの詐欺は、銀行口座やクレジットカード情報を狙った非常に巧妙な手口です。
夏休みシーズンの注意点
さらに、夏休みやお盆休みの時期は特にフィッシング詐欺が増加すると予想されています。この時期は旅行やイベント参加でネットショッピングを利用する機会が増え、詐欺のリスクも高まります。トビラシステムズは、この時期に特に注意が必要なフィッシング詐欺の手口を提醒しています。
以下のような注意点を考慮することが求められます:
- - 身に覚えのないメールやSMSのリンクを絶対にクリックしない
- - 信頼できるアプリやブックマークからサービスにアクセスし、公式情報を確認する
- - 不審なSMSを自動的に遮断するサービスを利用する
トビラシステムズの取り組み
トビラシステムズは、情報を収集・分析し、詐欺の被害を未然に防ぐためのサービスを展開しています。彼らの提供する「迷惑情報フィルタサービス」は、月間約1,500万人に利用されており、固定電話や携帯電話向けに特化しています。
今後もトビラシステムズは、社会課題の解決へ向けた取り組みを続け、特殊詐欺やフィッシング詐欺の撲滅を目指していくことでしょう。私たちも彼らの情報を頼りにし、疑わしい連絡には十分に注意を払う必要があります。
まとめ
トビラシステムズが発信したこのレポートは、特殊詐欺やフィッシング詐欺への警鐘として非常に価値があります。これにより、私たち一人一人が詐欺に対する理解を深め、適切な行動を取ることが求められています。詐欺の被害を防ぐために、自らを守る知識を身につけることが重要です。