新たな挑戦の幕開け——CLACKに岡部晴人氏が理事として就任
認定NPO法人CLACKは、2025年9月1日から米日財団の在日代表を務める岡部晴人氏を新たに理事として迎え入れることを発表しました。この決定は、CLACKの活動が今後さらに充実し、広がることを見据えた重要な一歩です。
理事就任の背景
CLACKは、主に困難を抱える中高生に対し、デジタル教育やキャリア教育の機会を提供してきました。そのためには、「現場の質を維持しながら新たな挑戦をし続けること」と「その挑戦を支える基盤を築くこと」の両立が欠かせません。岡部氏は国際的な経験と実績を背景に、ソーシャルインパクトの分野での知見を活かし、CLACKの新たな成長に寄与することが期待されています。
彼の豊富なキャリアが、CLACKの活動をより一層効果的なものにしていくことでしょう。彼は現在、米日財団で日本のソーシャルインパクト・エコシステムの強化に取り組んでおり、これまでの経験を通じて多様な視点を持っています。このような背景を持つ岡部氏の就任は、CLACKの今後の展望を広げる力となるに違いありません。
岡部晴人氏のコメント
岡部氏は、CLACKの理事として参加することに対して非常に光栄に思っていると述べました。これまでの経営コンサルタントとしての経験を活かし、小規模から大規模まで多くのNPOで実績を上げてきた彼にとって、CLACKは特にインパクトを意識した団体として映っているといいます。彼は現在の市民社会における社会課題の解決が難しくなっていると感じており、その中でCLACKが変革を通じて希望を生み出している姿に感銘を受けているとのことです。今後は、自身の知識と経験をもとに、CLACKのさらなる飛躍に貢献したいと意欲を示しました。
理事長 平井大輝氏のコメント
理事長の平井大輝氏は、岡部氏との出会いが自身の心をつかみ、直接お会いする機会を設けたことが始まりだと振り返ります。彼は、岡部氏の真摯な姿勢と広い視野に魅了され、今後彼の経験をCLACKの活動に生かすことに期待を寄せています。岡部氏の持つ経営やフィランソロピーに関する知見を活かし、現場とバックオフィスの連携を強化していくことが楽しみだと語っています。
CLACKの活動について
CLACKは、「誰もが希望を持てる社会」を目標に掲げており、世代を超えた貧困連鎖の解消を目指しています。大阪と東京を拠点とし、無償のデジタル教育やキャリア教育を提供し、様々な困難を抱える中高生への支援を行っています。特色ある取り組みとしては、企業から寄付された使用済みPCを活用した「Pass the Baton」や、デジタル教育プログラム「Tech Runway」、若者のコミュニティスペース「よどがわベース」などがあります。これまでに1700台以上のPCが寄贈され、1800名を超える高校生がプログラミング体験を受け、さらには約500名が継続的なデジタル教育プログラムに参加しました。
CLACKは引き続き、より多くの子どもたちに未来への機会を提供するために、企業及び個人からの協力を求めています。皆様のご支援が子どもたちの未来を拓く大きな力となるでしょう。
公式ホームページ:
CLACK