松帆銅鐸のVR体験
2020-03-13 09:00:40
淡路島の松帆銅鐸を未来に届けるVR体験がオープン!
淡路島の松帆銅鐸とその魅力
淡路島、特に兵庫県南あわじ市において、約5年前の2015年春に発見された松帆銅鐸は、古代の歴史に魅せられる人々にとって特別な存在となっています。この銅鐸は、大小7点から構成されており、中には極めて希少な古い時代のものが含まれています。実は、銅鐸に吊るす棒(舌)が発見されたことが、この銅鐸の重要性をさらに引き立てています。このことにより、銅鐸は祭りの際だけでなく、日常的に使用されていた可能性があると考えられています。
松帆銅鐸の実物展示と地域の魅力
南あわじ市の滝川記念美術館玉青館では、約5年にわたる調査を経て、松帆銅鐸の保存処理が完了し、今秋から実物展示がスタートします。これにより、歴史に興味がある方だけでなく、初心者の方でも新しい発見が楽しめる環境が整います。また、南あわじ市の周辺では、松帆銅鐸や古代をテーマにした多様な商品が販売されています。訪れる際には、ここでしか手に入らない特別な商品を手にする機会もあるでしょう。
VRコンテンツで弥生時代へタイムスリップ
弥生時代における松帆銅鐸の役割や、その時代の人々の生活はどのようなものだったのか。この疑問に応えるため、南あわじ市教育委員会と凸版印刷株式会社が共同でVRコンテンツを制作しました。タイトルは『輝く銅鐸のひびき』というこの約20分間のコンテンツは、老若男女問わず楽しむことができ、銅鐸のキャラクターと共に楽しみながら学べる内容となっています。
VRヘッドセットを装着すると、淡路島の日本遺産に関する映像が流れ、その後軽くジャンプすると瞬時に弥生時代の風景へと誘われます。360度見渡せる映像では、稲作の様子や海辺での生活、住居内のシーン、さらには祭りの様子まで詳しく描写されており、銅鐸の音色も体験できる場面も用意されています。また、解説と共に楽しめるクイズもあり、学びながら楽しむことができます。
体験の場は南あわじ市滝川記念美術館
このVRコンテンツは南あわじ市滝川記念美術館玉青館で体験可能です。開館時間は午前9時から午後5時(入館受付は午後4時30分まで)で、体験料は1回300円で提供されています。
アクセス情報
車でのアクセスは神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC」から約5分。バスを利用する場合は、高速バスの「志知」または「陸の港西淡」で下車し、徒歩20分(上り坂あり)で到着します。また、タクシーなら5分ほどで行けます。入館料は大人300円、大学・高校生200円、小・中学生100円とお手頃です。
終わりに
松帆銅鐸は淡路島の歴史を物語る貴重な遺産。未来の世代が歴史を学び、楽しむための新たな試みとして、ぜひ足を運んでみてください。古代の魅力に触れながら、新たな発見が待っています。
会社情報
- 会社名
-
南あわじ市
- 住所
- 兵庫県南あわじ市市善光寺22番地1
- 電話番号
-