日本企業と難民人材をつなぐマッチングイベント
日本における難民問題が注目を集める中、特に人材としての可能性に富んだ難民たちの活躍を促進するイベントが2025年2月15日(土)、東京で開催されます。主催はNPO法人WELgeeおよび東京愛宕ロータリークラブで、国際的な協力を背景にしたこの試みは、日本の企業に新たな価値を提供することを目指しています。
世界の難民状況とその背景
UNHCRが発表するデータによれば、2024年5月の段階で全世界で1億2000万人もの人々が紛争や迫害によって故郷を追われています。このような厳しい状況から逃れて日本にたどり着いた難民も多く、その中には母国でのキャリアを活かしたい、あるいは新たなスタートを切りたいと思っている人材が山ほどいます。
しかし、ビジネス界においてはまだまだその存在が十分には認知されていないのが現状です。本イベンは、企業側にとっての実際の影響や可能性を探る機会であり、難民人材が持つ多様なスキルや経験がどのように企業の成長に寄与できるのか、実際に触れ合うことを通じて理解を深める場となるでしょう。
イベントの開催概要
- - 日時: 2025年2月15日(土)14:00〜16:30
- - 会場: 札の辻スクエア10F 研修室1
- - 主催: 東京愛宕ロータリークラブ / NPO法人WELgee
- - 後援: 港区
- - 参加企業数: マッチング希望5〜10社、見学希望10社
参加企業は、事前に設定された2025年1月20日(月)のオンライン説明会に出席する必要があります。この説明会には後日視聴可能な録画も用意されており、都合が合わない方でも情報を得られる仕組みがあります。
当日の流れ
1.
第一部: 講演・パネルディスカッション
テーマ「多様性が生む新たな価値:難民人材が活躍する職場とは(予定)」
ゲスト企業が自社の成功事例を通じ、難民人材との共働の可能性を語ります。
2.
第二部: 難民人材による1分間ピッチ
コングゴ民主共和国、シリア、アフガン、ウクライナ、パレスチナ等の出身者が自身のバックグラウンドを簡潔に紹介します。
3.
第三部: 企業との交流会
参加企業は各自のビジネス内容に基づき、採用に関する意見交換を行います。
参加対象の難民人材
難民人材としては、プログラマー、建築家、マーケティング経験者、大使館勤務のジェネラリスト、海外営業など、多様な経歴を持つ人々を予定しています。彼らは新たな価値を生み出す可能性を秘めています。
現在、イベントへの見学企業を募集中です。難民とのリアルな接点を通じ、自社の採用戦略を見直す良い機会です。参加を希望される方は、お早めに申込みください。なお、応募者が多い場合は抽選となりますので、ご留意ください。
この機会に、企業と難民の人的資源の相互作用をぜひ体感してみてはいかがでしょうか。