推し活から生まれたデジタル社会を生き抜く新しい学びの場「TGCリスキリングスクール」

デジタル社会を生き抜くための新たな挑戦

若者たちに新たな学びの場を提供する「TGCリスキリングスクール」が、2025年6月2日に開校する。これは、東京ガールズコレクション（TGC）を企画・制作する株式会社W TOKYOが、国策のプロフェッショナルファームである株式会社KIZASHIと連携して設立したオンラインスクール。Z世代に特化したこのスクールでは、彼らがデジタル社会や生成AI時代に必要なスキルを身につけることができる。

スクールのコンセプト

「TGCリスキリングスクール」は、Z世代に特化した7つの講座を提供。特に注目すべきは、「推し活」をテーマとした語学講座や、生成AIに関する講座、そしてビジネススキルを学べるプログラミング講座。このように、実社会での実践に直結する内容が組み込まれている点が魅力だ。

リスキリングを楽しむ環境作り

開校する「TGCリスキリングスクール」では、若者世代にとって「リスキリング」という言葉が堅苦しく感じられることを避けるために、日本のガールズカルチャーを代表するTGCの参加が重要な役割を果たす。スクールは、楽しみや喜びを感じながら学べる場として設計されており、参加しやすいコンテンツが用意されている。Z世代の価値観に寄り添った内容が多く、彼らがリスキリングに興味を持つきっかけを作ることを目的としている。

金銭的な負担を軽減

さらに、受講者の自己負担をゼロにするという画期的なモデルが導入されている。経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」に採択された本サービスは、転職意向のあるサポーターに対して受講料を免除し、自己負担がない状態での学びを実現している。これにより、多くの若者が金銭的な不安を抱えることなく、リスキリングに挑むことが可能になった。

資格取得にも対応

「生成AIパスポート講座」も設置されており、これは日本最大級の生成AI資格である「生成AIパスポート」の取得を目指せる講座だ。大手企業からスタートアップ、教育機関まで幅広く受験者がいるこの資格は、将来のキャリア形成にも大きく寄与する。受講者は、生成AIに対する理解を深めるだけでなく、資格取得を通じたスキルアップも目指せる。

各界のプロフェッショナルがサポート

TGCリスキリングスクールでは、各業界のプロフェッショナル企業が一丸となって若者のリスキリングを支援する。このコンソーシアムに参加した企業は、キャリア相談からリスキリング、転職支援に至るまで包括的なサポート体制を整備している。

未来を見据えた計画

2026年3月までに、受講者数1万人を目指す「TGCリスキリングスクール」は、Z世代からリスキリングのムーブメントを起こし、将来に向けたスキル向上をサポートすることを目的としている。特に、Z世代のファッションアイコンであるモデル・よしあき氏がリスキリングアンバサダーに就任し、学びを更にサポートする姿勢を見せている。